診察をうけて1週間以上経ち、自宅で療法(ごく簡単で短時間で済む)を繰り返し、めまいは出なくなったように思う。
そこで、手持ちの折り畳み自転車で少し走ってみることにした。天気もいいし。
さて、ロード世界では「ヒルクライム」なるものがあるらしい。坂道を延々ゴールを目指して自転車で上ること(あるいは、そういう競技)を指すらしい。
苦しいらしい。確かに内容を聞くだに苦しそうだ。
どのくらい、どのように苦しいのだろう。ロードを買う前にさわりだけでも体験しておきたいと思った。
幸いというべきか、不幸というべきか、私の住む神戸には、坂は豊富だ。自宅のある海沿いの平坦部から北を臨むと、屏風のように山が立ちはだかっている。自転車で走れば、山地まですぐだ。
特に自宅近辺で名の知れた坂といえば、鵯越(ひよどりごえ)かな。「義経の逆落とし」伝説が残る地だ。
その近辺の山の上に、ホームセンターの「カインズ ひよどり台店」がある。そこに自転車で行ってみるか。
軽い気持ちで出かけたが・・なめていた。ダメだった。あっちゅうまに、ヘロヘロにへたれてしまった。
自宅から県道22号線に沿ってしばし北上すると、景色が一変する。さっきまで町中だったのに、いきなり山あいの雰囲気が漂ってくる。道も細い。まあ神戸ではよくあることだけど。
妙法寺小学校から右に折れる形で坂が始まる。最初はグイグイこいでいたが、あっという間に体が悲鳴を上げだした。
それでもかまわずこぎ続けると、腹のあたりがドーンと重くなった。ふーん、自転車で登りつかれるとこうなるのか~。
Googleマップで見ると大した距離ではないので甘くみていたが、そもそも自転車で走るような道ではなかったな(妙法寺小学校前~早風 1.5km)
折り畳みのお気軽自転車によるプチヒルクライムなので、危なければ遠慮なく歩道に避難し、ユルユル走るつもりだった。しかし歩道はあってなきがごとし。追い越し禁止の幅狭片側一車線道路が続き、へたれても逃げ場がない。車が通るたびに自転車から降りて、ガードレールにへばりつく羽目に。こりゃキケンだわ。
そんなこんなで、押し歩きも多用しつつ坂を上り切ったら、疲れてしまった。ホームセンターには寄らず、そのまま別ルートの下りに乗って、するすると下山。
ロードを買ったら、フィットネス目的の近所ライドが普段の利用法になるだろう。安全に走れる道を選ばないとね。
帰りの道は幅も広くて、良い道だった(ついでに歩道も立派)。こういう道をチェックしておきたい。
それにしても、近所を走るだけで相当な運動量になるプチ・ヒルクライムは、安全な良い道さえ知っておけば、短時間・高負荷のいいトレーニングになりそうだ。
▼この坂道 あぶないョ (^^♪