自転車で、板宿あたりから、丘の上にある神鉄長田駅を目指してのプチ・ヒルクライム(?)を行った。ハラ減った。そこで、このお店のカレーが食べたくなり足を延ばしてみた。
JR新長田から大きく広がる商店街の、ちょっと奥まったところに「下町カレー ヒーハー」はある。
久しぶりに訪ねてみて驚いた。来る12月17日(日)をもって閉店の旨が、店内のボードで告知されていたのだ。
神戸長田名物の「ぼっかけ(牛スジとこんにゃくの甘辛煮)」を大胆に取り入れた、甘口の「下町カレー」は、まさに地元を代表する一皿。なくなってしまうのは残念。
▼ 今日食べた「下町カレー」。ぼっかけたっぷり。ミニコーヒー付き。
▼辛みを加える「ヒーハーカレー」もあるよん。
たしかに立地は良いとは言えない。加えて、あまりプロっぽくない雰囲気のお店だ。そのため、いわゆる「商店街活性化のためのチャレンジショップ的なお店」かな?という印象を持っていた。
今日はご飯が足りなくなり、炊き上がるまでしばらく待たされた。
その間、店主さんと、常連さんと思しき人との会話を聞くともなしに聞く。すると、このお店の実情が良く理解できた。
「自分(店長)の拠点は岡本で、デザイン系の仕事が本業」
「シャッター街の活性化のために開いたお店」
「シェフの方とも相談してメニューを決めた」
「本業の方が忙しくなると、大変になってしまう」
「今後、何らかのイベントの際に限定復活するかも」
ということらしい。
地元長田のソウルフードをフィーチャーしたカレーがなくなってしまうのは残念。おいしいのにね。ぜひ、たまにでも復活してほしいもんだ。
まだ食べられるので、未体験の人はぜひ!ただ、休業の曜日が多いので、気を付けて。
▼ 看板裏の営業日案内によると、月~水はやってないみたい。
(おまけ)
長田は靴の町でもある。今日はJR新長田駅前の鉄人広場にて「くつっこ祭り」が開催されていた。すごい人。
「靴、袋に詰め放題~」とか「本革やで!・・・ホンマやで~!」とか、呼び込みの声が面白い。