自宅(神戸市須磨区)から、実家のある西神中央まで往復してみた。
往路はおなじみ国道2号を西へ。明石を過ぎたあたりで交差する県道175号を北に進むルートを取った。
寒さもやや和らぎ、天気も良い。
こんな日は、ロードバイクが国道2号に多数現れる。
私のように、コワゴワ感が抜けないまま車道を走っている人もちらほら見かける。お仲間がいてくれて、実に心強いw
もちろん、走り慣れているローディーもいる。彼らは私をスカッと追い抜いていく。
そんな場合、後ろにくっつき、どういう走り・挙動をしているのか観察することが多い。何かしら得られるものがあるかもしれない。柔道で言うところの「見取り稽古」ダナ。
「ベタ付きするのは失礼にあたる」と何かで読んだので、一定間隔を開けて追走する。
信号待ちの影響もあるし、意外と千切れずについて行けたりするものだ。
相手からすれば、シロート感ありありのフラットペダル野郎に追われるのは嫌かもしれないけど。
この日の往路も国道2号で「見取り稽古」を行った。おかげで早めに目的地についた。
ちょこっと実家に顔を出し、すぐ帰る。
西神中央~西神南の幹線は道幅に余裕がなく、車がビュンビュン飛ばしているので危険。ローディーも見かけない。この区間は歩道を走る(住宅地から離れているので、通行人は見かけない)。
ロードバイクは車道を走るのが基本であるが、危ない時は迷わず「歩道ユルユル走り」に移行することをためらわない。これを我がモットーとしたいw
復路は伊川谷でセルフのうどんを食べたり、ブックオフに寄ったりとポタモード。そして県道366号線で一気に大蔵谷海岸に出る。
海沿いに出れば、あとはおなじみの国道2号に乗ればよい。往路とは逆方向に須磨海岸を眺めながら、自宅へ一直線だ。
「今日も走った。晩飯がうまいね~」などと考えつつ流していると、信号スタートの際に、手慣れた感じでスッと私をパスしていったロードがあった。むむ?
後ろから見るに、背丈はさほどでもないが、ガッチリとした体形のロード乗りだ。えらく大きなサドルバッグをつけている。「(体も荷物も)重そうだな~。速いのか?」と思いつつ「見取り稽古」を開始する。
すると・・これが速い!!!
あわてて、こちらもフロントギアをアウターにして踏む。しかし差がジワジワと開いていく開く。信号待ちで一度追いつくのがやっと。
走りを観察すると、ペダルをクルックル回している。まるで軽いギアのように。
いや、あれが軽いギアなわけはない。なるほど、これが本当のビンディングペダルの効用か。
信号が少ない区間にはいると、あっという間にその後ろ姿は小さくなり、彼方へと飛び去ってしまった。
ほへ~~~
街道を走っていて、見かけるローディーはたいていビンディングペダルだ。こっちはフラットペダル。しかし、これまでの「見取り稽古」では、思ったほどの差を感じることができなかった(そもそも走っている距離や目的が違うわけで、比較できるはずもないのだが)。
そのため、これまでビンディングにあまり興味を持つこともなかった。その考えを一気に覆された。
おそらく、本格的に取り組まないと、真の効用を引き出すのが難しい器具なんだろうな。そして、それができた時には、一段高のスピードを得ることができる・・
ちょっとビンディングペダルに興味が湧いてしまったではないか。
まあ、乗車感覚が完全にロードに慣れるまでは、安全なフラットで通すつもりだけどね~。
▼大蔵海岸公園にて。
明石海峡大橋、でけ~。
なんであの橋、自転車で走れるようにしなかったのだろう。