たしか、神戸市の東部エリアでも、青い自転車専用レーンを見かけたことがある。
灘区だか、東灘区だかを歩ているときに、偶然見かけた記憶があるんだ。
どのあたりだったけ。
それを確かめるに、ちょうどいい機会ができた。
現居(神戸市須磨区)を購入する前は、尼崎市の武庫之荘に何年か賃貸住まいだった。その名残で、今でもたまに武庫之荘に行くことがある。
この日もちょっとした用事で武庫之荘に行くことになり、それなら朝に「プチ輪行」で現地まで赴き、サクッと用事をすませて、その後自転車で帰ってくれば良いか。
途中、灘区?東灘区?のあたりで青いレーンを探そう。
武庫之荘~自宅までは、寄り道含めて30kmといったところかナ。この距離だとロードバイクでスルッと走りたいとこだが、お手軽プチ輪行にロードは不向きだな。
というわけで、折り畳み普通自転車(アサヒサイクル グラマラス206)の出番。
折り畳み小径車らしく、街乗りポタポタしながら帰ってこよう。
さて、用事を済ませたのがお昼前。そこから直線的に自宅には向かわず、しばし南下して、ゆるゆると海岸方面を目指す。
そうそう、武庫之荘在住時は自転車を持っておらず、もっぱら歩きと、通勤定期の電車の範囲で暮らしていたっけ。
駅前近辺こそなじみ深いが、そこからちょっと離れると、全く見知らぬ街のようだ。こういう発見も自転車の魅力だね。
武庫川をわたり、甲子園球場をかすめて、さらに南下。海岸近くの幹線にでて、そこから西に。ひとまずの目的地、西宮市建石町を目指す(ブックオフ西宮建石店というのに寄るつもり。昼飯もそこいらで、と)。
その幹線(臨港線というらしい)で、神戸とは違ったスタイルの自転車レーンを発見。
自転車も通れる歩道(通称「自歩道」。あくまで歩行者優先)をキッパリ2分割し、その半分を赤く塗りかため、自転車専用レーンとしている。
たまに見かけるよね、こういう自転車レーン。実際、神戸の自宅近くにも、似たような「自歩道2分割の自転車レーン」が存在する。青い公式レーンとは全く別物扱いで、距離もごく短い。実験的にちょっとだけ敷設した(その後発展しなかった)印象だ。
ところが、西宮の「自歩道2分割レーン」はそこそこ本気度が高い。長い区間続く。
ただ、車道を走り慣れてしまった身には、自歩道ガッタンガッタン乗りには、もう戻れないね。そもそも、この道、路側帯がしっかり取られている区間も多く、わざわざ歩道に乗り上げる意味も感じられない。
2分割するくらいなら、初めから歩道を半分の幅・・とは言わない。2/3程度の幅で作っておき、残りを平坦な自転車専用レーンとしてくれれば、無駄なく機能的、コスト面も安上がりだったと思うんだけどね。
モータリゼーション初期なんて、クルマは高値の花だったろうから数も少なく、自転車の利用者はかなり多かったと思われる。なぜ、自転車に優しくない幅広歩道がこれだけ普及したのか、ナゾだ。
(つづく)