【まったり自転車】全く初めてのロードバイク輪行旅行～ Part1　輪行最大の難関とは＜旅行日：6月29日（金）～7月1日（日）＞【ゆるゆる旅行】

■初日　6月29日（金）朝

出発の日の朝、にわか雨にたたられた。

季節は梅雨。旅行先の東京が雨続きになりそうなら、自転車旅ではなく、普通の徒歩旅行にしようと考えていた。

そのため、サイクリング・タッグは持っているものの、自転車は「サイクリングヤマト便」で発送することはせず。当日の朝、自力で自転車を持っていくか否かを判断することにした。

天気には勝てない。旅行日程が決まっている場合、往路のみ輪行は有効だと思う。

幸いなことに、にわか雨はほどなくやんだ。さらには関東地方の天気は３日連続で晴れのようだ。

これは自転車を持っていくしかないね。

先週末に自転車を中に詰めておいた輪行袋を肩にかけ、いざ出発。

それにしても輪行袋、重いね。

せいぜい10㎏程度のはずなのだが、袋の大きさ・持ちにくい形状があいまって、ことさら重く感じる。

ほぼ同じ重量の折り畳み小径車の輪行よりも、力がいる。

さて、神戸市営地下鉄で新神戸を目指す。大きな手荷物を運ぶので、当然通勤時間帯は避ける。自宅を出たのは10時過ぎだ。

他の乗客の邪魔にならないように、一番先頭の位置で電車を待つ。小径車輪行でよくやるのだが、運転席との間仕切り壁に自転車を立てかければ楽勝・・そう思っていた。

ところが、やってきた地下鉄は予想に反して、そこそこ混んでいた。これは大きな誤算
（平日・日中の地下鉄事情に疎いもんで・・）。

なるべく邪魔にならないよう周囲に気を使う。ドアが開くたびに、すこしでも空いていそうなドアに移動したりして、なんとかその場を乗り切った。

後から振り返れば、しょっぱなの「自宅 → 新幹線」が一番の難関であった。

さて、新神戸で新幹線の改札口をくぐるなり、もうじき列車が到着のアナウンス。周囲に気を付けつつ、速足でホームに向かう。ほぼ時間ロスなく乗り継ぎができて、ラッキー。

さて、新幹線に乗りこんだら、輪行袋をどうするかが問題。

輪行のハウツー本には、よく「列車の最後列に座り、その後ろのスペースに輪行袋を置くといいよ」と書かれている。

しかし、そう都合よく、最後列が空いているとは限らない。

また、最後尾スペースがほかの人の荷物で埋まっていればどうすればよいだろう。

置くところがなければ、新大阪始発の列車に乗り換えるか、最悪デッキで立ちっぱなしも覚悟した（そのため往路チケットは、あえて自由席だ）。

幸いにして、最後尾のスペースは、2列席側、3列席側ともにあいていた。ただ最後列の席にはすでに人が座っている。

やや迷ったが、結局そのスペースに輪行袋を差し込み、近くの席に座ることにした。

これは正解。

最後尾スペースは誰のものでもない。

新大阪で中国？台湾？からの家族連れの観光客が乗りこんできた際には、空いている最後尾スペースにスーツケースをポンポン放り込み、列車中ほどの空席に散っていった。そういう風に利用されているスペースなんだ（もちろん、輪行袋を置いているときに、席の人と目があったら「あ、ども。すみませ～ん」くらいの声はかけたほうがいいと思う）。

新幹線は停車駅が少ないので、離れた席に座っていても、たまに目をやって確認するだけでOK。

置き位置がずれてきて、通行の邪魔になっていないかを確かめればよい。袋入りで内容不明の自転車を盗む輩も、まさかいないだろう。

結局、途中で人の乗り降りもあり、最後列に座ることができた。こうなれば安心。寝て行ける。

（つづく）

▼ この日の輪行のために、バックパックも新規購入。

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