親類が2か月ほど入院することとなった。
見舞い、というほど大げさな状況ではないのだが、一応たまに様子を見に行ったりしている。
ただ、その入院先が電車では通いづらい場所なのだ。
面積だけはムダに広い我が故郷、西神戸エリア。海沿いのJR路線と、山間部を貫く神戸市営地下鉄、大きく離れた両路線間にその病院はある。
ただ、自転車で行くなら問題ないね。前回訪問時は折り畳み普通自転車でプチ輪行したし、今回は自宅からロードで走ってみることにした。
そのついでというわけではないが、以前(昨年11月)、ルートの読み違いで、中途半端に終わらせてしまった県道21号線の調査ライドを、これを機に改めて実行してみることにした。
▼ 中途半端に終わった21号線ライドの記録
ルートプランは、今回も須磨離宮公園前からスタート。そして前回、県道の終点と勘違いしてしまった名谷町交差点を経由し、そして大蔵谷ICを目指すというもの。
ちなみに県道21号は大蔵谷IC付近を経由して西明石まで伸びているが、目的地の病院から遠ざかってしまうので割愛(その区間はこれまで何度も走っているので、まっいいか)。
さて、ライド当日。
須磨離宮公園前の交差点から、県道にのり、いきなり現れる山間のトンネルを目指す。
まずは、ごく軽い、上りだ。
しかし、正月以降、コタツでぬくぬく生きていたため、体がなまっている。足が回らん。驚いたことに、しょっぱなから息も切れがち。いかんなあ。
とはいえ、一度走っているため、ルートの概要を把握できているのは大きいね。迷いなく走行できる。
時間帯が比較的早いためか、交通量は多くない。前回は慎重を期して歩道歩きしたトンネルも、スルッと走り抜ける。
そして、再びやってきました。名谷町交差点。ここから、県道の風景が大きく変わる。
この交差点までは、まぎれもなく主要街道であったが、交差点から先は、いきなりマイナーな生活道路風に姿を変える。
交差点から伸びている細っこい上り坂。前回は気付かなかったが、これが続きなんだわ。わっかりにくい。
▼ 一見T字路のどんずまりだが、左手奥に先へと続く坂道がある。
とりあえず、その坂に向かって車輪を進める。
▼ 意外と交通量は多い。他にこちら方向に向かう道がないためだろう。
周囲は住宅地なので、ごく短い坂だろうとタカをくくっていたが、あれ!?、そこそこの斜度と距離があるじゃないの。クネクネ坂が先まで続く。ちょっとした丘越えじゃないか。すぐに息が切れ、運動不足を痛感。
▼ 最初のカーブ。坂はまだまだ続く。
ただ、道路の幅員は狭く、路側帯が貧弱(もしくはない)。交通量は案外多いので、時折クルマに道を譲るために脇によける。その際、チョコチョコと足をついて息を整える。フヒー、フハー・・そしてヨロヨロと丘を登る。
▼ 丘の上も住宅地が広がる。このあたりが、一応頂上と言えようか。案内板によると垂水健康公園の地点。
ここから下り基調になる。
道なりに進み、坂を下っていくと、あれ? T字交差点にぶつかり、道が途切れた。
▼ むむ?どちらに進めばいいのだろう。「交差点でのルート間違い」の轍は踏みたくないな~。
周囲を良く見わたす。左に見えるバイパス(第二神明道路)の下をくぐれば、バイパス沿いに一般道が伸びているようだ。そちらに向かって左折。
▼ おそらくこれが県道の続きだろう。また上りかよ。
ダラダラ坂。距離も短い。でも、こんな程度の坂がしんどい。自分にあきれる。
▼ 路側帯はあるけど、路肩の状態はあまりよくない。
坂を上り切り、ごく短いトンネルを抜けると、どことなく風景が見慣れたものに思えてきた。
そしてほどなく、見覚えのある緑と黄色の看板・・ディスカウントストア「ジャパン」の大蔵谷店が見えてきた。
ピンポーン! 唐突ですが、ここで豆知識。関西老舗のディスカウントストア「ジャパン」は今や、スギ薬局グループが経営しているのである。 |
どうでもいいね。
それはともかく、ゴール近し。
▼ 大蔵谷IC到着。
ここで県道と別れを告げて、目的地の病院へと向かう。
さて、復路。
お気に入りの大蔵海岸公園に出て、須磨海岸沿いを走って帰る予定だった。
ところが、途中でフト、なじみのない坂を下ってみた。
どうせ海岸沿いに出るだろうと思っていたのだが、あれれ?Uターンする形でどんどん山の中に向かっていく。
▼ プチ道に迷いつつ撮影。それにしても神戸は小高い丘に恵まれているね・・
とりあえず走り続けると、見覚えのあるバイパス横のT字路に出てきた。ありゃ、県道21号に戻ってきちゃった。
仕方なく、そのまま21号経由で家路をひた走る。はからずも往復で、県道21号を堪能できた一日となった。
それにしても、走行距離短いな。
天候と体調に恵まれれば、次はもうちょっと長い距離を走って体調を戻していこう。