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【まったり自転車】度付きアイウェアを巡るぼうけん ~ その1(購入編) あなたは救世主にして、コスパ大先生なのですかっ!?【ピンと来た!見た!買った!】

花粉の季節だ。

アイウェアの話をしよう。

 

1年ほど前、JINSの「花粉cut」のレンズを色つきのものに替えれば、花粉対策バッチリのアイウェアが出来上がるのではないか?・・という軽率な思い付き記事を書いたことがあった。

▼ その時の記事。

matapato.hateblo.jp

 

その後、実際に手持ちの花粉cutを着用し、ロードバイクで走ってみたところ、つるの根元(レンズに接する部分)が太いため、右・左折の際、横目が効かず、安全上問題があることが判明。考え浅薄、かつケチくさいアイデアは、あえなく却下された。

▼ 却下報告の記事。

matapato.hateblo.jp

 

 

しかし、アイウェアというのは必要だ。

 

ロードに乗り始めて、最初のうちは普段使いの眼鏡をかけて走っていた。普通の眼鏡でも、ある程度は防風の用をなし、ごく短い距離を走るなら、それもOKだろう。

 

しかし、多少なりとも走行距離が長くなってくると、角膜の乾燥のせいか、あるいは紫外線の影響か、走り終えると目がショボショボかすんでしまって、驚いたことがある。

 

ただ、私は度の強い近視。ド近眼なれば、当然のように乱視のオプション付きだ。

 

ガッツリ度付きのスポーツサングラス=アイウェアが必要となる。

 

しかし、度が強い場合、(オークリーなどの商品で定番の)幅広一枚ものカーブレンズのアイウェアは作れないという。非常に残念。

 

そこで、善後策をネット上でいろいろ調べてみた。

 

その中で、鼻眼鏡のような小さい度付きレンズの外側に、度なしのカーブレンズを重ねる商品も見かけたが、う~ん、イマイチな感がある。驚くほど廉価で作れるようだが、「カッコいいカーブレンズの中に鼻眼鏡」という見た目に、抵抗がある。

 

さらに調べ続けると、普通の眼鏡に近い、2枚レンズのものであれば、強い度付きでも作れるらしいことがわかってきた。

 

その方向で調査を進めると、大手チェーン「眼鏡の愛眼」の、「A.R.T.(AIGAN REVISION TECH)」と称する度付きスポーツサングラスのオーダーサービスの紹介ページに行きあたった。

 

しかも、そこそこ廉価で作れるらしい。

 

幸い愛眼は近くにある。とりあえず足を運んでみたのが、昨年(2018年)の夏ごろのこと。

 

▼「A.R.T.」の紹介ページ。今ではページの内容が変わってしまったが、購入当時はロードレースの現役選手によるインプレ・インタビューが掲載されていた。

 

▼ A.R.T.の動画はまだyoutubeに残っている。

www.youtube.com

www.aigan.co.jp

 


店頭で、A.R.T.の紹介ページをスマホで表示し、商品例として紹介されていたSWANSのアイウェアを指し「これください。これと同じものでいいです」と店員さんに要望をつたえた。

 

残念ながら、その時点で該当ページの内容が古くなっており、既にその型は在庫がなし。残念。そこで近いタイプのものをいろいろと見せてもらう。

 

あこがれの一枚レンズに近い、フレームが上側にしかない(つまりフレームがレンズの周りをぐるっと囲っていない)やつがいいな・・と物色。

 

しかし、店員さんもさすがプロ。手持ちの自動車運転用の眼鏡を渡すと、「あ、この度だと、レンズが厚くなっちゃいますね。」とすぐさま指摘。

 

「今見ておられるような、レンズがフレームで囲われていないタイプだと、レンズの端の厚みは・・ええっと・・計算上、7ミリになりますね」。

 

ええっ!7ミリ!!  w|;゚ロ゚|w 

 

スマホ並みの厚さやん。これはまずい。

 

そういえば・・思いだした。ずいぶん昔、フレームなし(レンズに直接ツルをとりつける)の眼鏡が流行ったころ、自分も作ってみた。すると、レンズがえらく分厚くなってしまい、不満足な出来上がりになってしまったことがあった。

 

レンズが大きく、サイドに向かって大きく湾曲しているスポーツサングラスだと、余計に端の切り口が厚くなってしまうのだろう。

 

こいつはイカン。やむなく方向転換。レンズの周りがフレームで囲われたタイプのスポーツサングラスを紹介してもらう。

 

そこで目を引いたのが「ストームライダー」というブランドの商品。

 

「ストームライダー」は愛眼のオリジナルブランドらしい。ちなみに、その存在は愛眼のホームページを見た際に、ストームライダー特設ページを目にして知ってはいた。

 

ただしその特設ページは(当時)、釣り人へのおすすめ記事にあふれ、釣りジャンル向けの商品かと思っていた。

 

しかし、商品の実物を見ると、レンズは顔面のカーブに沿う形状となっており、これなら横目も効きそう。

 

また、レンズの周りのフレームは、風の進入を防ぐため、顔面との隙間をふさぐ形状となっている。

 

そう、まるで「花粉cut」のように。

 

ストームライダーであれば、かつて考えた「花粉cutのアイウェア化」と、ほぼ同じ効能を得られるのではないか!それも、圧倒的にスタイリッシュな形で。

 

さらには、レンズ横のフレームには、曇り止めを防ぐためのごく小さな通風スリットまで実装してある。

 

これは使える!そう思った。

 

ただ、上記の「釣り向け」イメージがあるので、念のため店員さんに聞いてみた。「これも、自転車とかのスポーツに向くような商品なんですかね?」

 

すると、「ええ、そうですね。スポーツとか、釣りとか

 

なぜそこまで釣り推し!?

 

でもまあ、意外と自転車と釣りは、必要とする効能が似ているのかもしれない。

 

シマノも自転車と釣りだしね(←関係あるのかっ!?)

 


値段を尋ねてみると・・安い!

 

度つきのスポーツサングラスは高くつくと聞いており、軽く5~6万円以上はすると思っていた。

 

しかし、ストームライダーであれば、なんやかんやの割引が適用され(※)、度付き、偏光レンズ(色も多数用意されている)、表面ミラー加工がコミコミで3万ちょいでできるという。自社ブランドの強みだね。

(※購入当時、たまたまキャンペーン中だったのかもしれないけど。)

 

これは買いだな。

 

上記の眼鏡を渡して度を測ってもらい、それに沿う形で、度付きのストームライダーを作ってもらうことにした。

 

出来上がりの連絡まで、2週間程度であったろうか。

 

そして、ようやく自分のアイウェアを手にすることができた。

 

▼ 見た目こんなの。

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▼ 上から見ると、顔面のカーブに沿う形状になっているのがわかる。

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※重要! まさかこの記事を見て、すぐさまストームライダーを買いに走る人などいないと思うけど・・特大注意点あり。ストームライダーは、レンズの面がカーブ形状のものと、比較的フラットなタイプのものがある(フラットタイプのほうが基本形らしい)。フラットタイプは、顔面との間に隙間ができるので、多分自転車乗りには不向き。ご注意ください!

 

▼ 長時間着用すると、耳の上に圧迫感があったので、つるを上に曲げてみた。頭とヘルメットの隙間につきさす感じで使っている。

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レンズ回りのフレームが、花粉cutぽい、隙間を極力なくす設計になっていることも、この写真からお分かりいただけると思う。 

 

▼曇りどめ用の通風口あり。また、鼻パッド付きなので、フツーの眼鏡と同じ感覚でかけることができる。ゆえに、ずり下がらない。これは結構ポイント高いかもしれない。

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▼ 最後に、ストームライダーの特設ページ(久々に見たけど、やっぱり今でも強力釣り推しw)。

www.stormrider.jp


(続く 次回は、使用の感想や、自分なりに感じた注意点・プチ反省点などを記載する予定)