スタート地点、道場南口は神戸市北区内だ。
「三木三田線」(以下 三三線)は、その名の通り三木と三田を結ぶ道路だが、実は三田市内にかかる区間はわずか。
その区間は以前実走済みなので、今回のルートからは除外。
ゆえに、本日のライドの舞台は、道場南口から先の神戸市(北区)と三木市ということになる。
▼ ルートはこんな感じ。
駅近コンビニから走り始めて、ものの10分程度で、周囲の風景は急速に田園風景化していく。
当初こそ交通量は多かったが、交差点のたびに車は神戸市中心街方面へと流れていく。三木へと向かう道は自然、走りやすくなってくる。うれしい。
それにしても、ごく緩やかな上り坂が長々続くね。まだ序盤。体力温存、ゆるゆる走る。
そんな私を、二人組みのローディがスカッと追い抜いていった。
一声挨拶を交わした後、彼らはみるみる遠ざかり、すぐに見えなくなった。
ふむ。
ガチっぽいロード乗りが走行コースにしているということは、自転車向きの道である可能性が高いな。
これは期待が持てそうだ。
ゆるゆる坂を登りを終えると、下りが待っていた。
ほど良い傾斜とカーブ。走っていて、楽しい。
ペダルを踏むうちに、いつしか周囲は、山あいの田園風景に。
▼ 山に抱かれた水田地帯。日本の原風景のよう。
それにしても三三線は予想以上に走りやすい。
北区の山間の道といういことで、事前にはコワゴワ心配ばかりしていた。
「路側帯は期待できないだろう」「殺風景で坂ばかりとか?」「まさかダンプ道じゃなかろうな」などなど、全くの杞憂であった。
景色はいいし、山道にしては、路側帯があまり途切れない。幅はせまくとも、路側帯があるのとないのとでは、走りやすさが全く違う。
信号も少ない。軽めのアップダウンやクネクネカーブがいいアクセントだ。
「今回はアタリだったな・・」などと考えつつ、快調にクランクを回していると、おや、前方にでっかい櫓(やぐら)のようなものが見えた。なんだろう。
近付くと、櫓には「満月堂 豊助饅頭」の文字。和菓子屋さんのようだな。看板でかすぎ。
一旦通りすぎたが、そのちょい先の信号に捕まる。その時フト振り返ると、その満月堂の駐車場には、ひっきりなしに車が吸い込まれていくのが見えた。
むむっ。これは地元で有名な人気店とかではないのか?
自転車から降り、押し歩きでお店に戻ってきた。
駐車場に入ると、おおっ、奥にミノウラのバイクラックがあるじゃないか。自転車乗り歓迎?
自転車を停め、お店に入り、看板メニューの「豊助饅頭」10個入りを購入。税込み648円。安いな。
お店の中にはカフェスペースもあるね。サイクリストが一休みできる環境が整ってる。
ただ、その先の道の駅で一休みするつもりだったので、このたびは饅頭購入のみで、満月堂を後にする。
(つづく)
【まったり自転車】この道いいね! 県道38号線さんさんライド <乗り日:2019年9月15日(日)> (全3回) |
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3: Part3 北区の国から |