峠のピークを通過し、淡河(おうご)に向かって下る。
▼ 山の向こうに、「神戸の北海道」淡河の田園地帯が見えてきた。
それにしても、淡河側の坂って、結構斜度があるね。
そのため、グネグネ道が続く。季節がら、落ち葉が路肩にたまっている箇所も散見されるね。慎重に下る。
ゆるポタを楽しむなら、斜度のゆるい箕谷側から登ったのは大正解の二重丸だ。
逆に、淡河側からの登りはガチな人向きやね~、そんなことを考えているうちに、淡河に到着。
まず、豊助饅頭目当てに、満月堂へと向かった。
しかし、様子がおかしい。前回訪れた時は車で埋まっていた駐車場が、ガラーンとしている。
不審に思いつつ入口へとうかがったところ、駐車場にいた警備員さんに衝撃の事実を知らされた。
「今日、臨時休業なんよ~。すみませんね~」
えええええええっ
他にも、警備員さんに誘導され、駐車場で残念そうにUターンしていく自動車客も見られた。
これは想定外だな~。まさかの展開。まいった。
放心状態のまま、ひとまず隣の「道の駅 淡河」に向かい、バイクラックに自転車をひっかけた。そして、屋外ベンチで念願の(?)黄金焼きを食べる。
紙コップ入りのコーヒーとセットで200円。安いな。
黄金焼きは、いわゆる大判焼(今川焼とも言う。ちなみに神戸では「御座候」)の一種。餡入りの、厚みのある丸い焼き和菓子。
噛むと中からドビャッとでてくるほどトロトロ柔らかな餡が、黄金焼きならではの特徴と言えそうだ。
ただ、満月堂ショックを引きずりボーっとしていたため、黄金焼きの写真を撮るのを忘れてしまったではないか。
黄金焼きをモグモグ、ブラックコーヒーをすすりながら考える。
豊助饅頭は買えなかった。つまり本日、実家に行く用事はなくなった。
帰るか。
でも・・どうやって?
淡河には電車は通っていない。輪行では帰れない。
登り返すしかないやん。
まじかよーーーーーーーーーー
▼ でも、なんとなく登りたくなる雰囲気のある坂ではある。
道中の写真は往路で十分撮影済みなので、復路はピークまで足つきなしのノンストップチャレンジ。
奥の手であるフロント3枚ギアのインナーは使わずに(ミドルギアのみ)。
やってみると、意外とイケるもんだ。スピードはノロノロだけど。
結局、帝釈山をこなした後は、北鈴の泉橋も登り返して、来た道を通って帰ってきた。妙にハードなライドになってしまったな。
それにしても、「岩谷峠コース」想像以上に良かった。
景色も良いし、道のコンディションもいい。箕谷側からなら、ゆるゆる楽しみながら登れるしね。
ガチ派トレーニングコースとして有名なだけではもったいない。
今回走った「岩谷峠コース」と、以前紹介した「三木三田線」。淡河を中心とする両道路は、神戸を代表するサイクリングルートである、と個人的に勝手に認定したい。
▼ 今回の走行コース(往復)
(おまけ)
県道16号線から「岩谷峠コース」へと進む際の注意点。
▼ 北鈴蘭台側から坂を下ってきた場合、この交差点を左折。
▼ その交差点からしばらく進むと、いきなり道が狭くなる(おまけに薄暗い)。交通量は多いのでデンジャー!
(帰途撮影したので、自転車の向きが逆になっているが、進むべきは矢印の方向。幅員狭く、路肩がない。)
この区間だけは、無理せず、自歩道徐行でパスするのが無難。
【まったり自転車】北神戸への道3 国道428号線 ~ 岩谷峠と北鈴峠(?)まとめて往復ライド(全2回) <乗り日:2019年11月23日(土)> |
Part1 : 往路(北鈴峠→岩谷峠) |
Part2 : 復路(岩谷峠→北鈴峠) ★このページ★ |