「やきものの里かわら美術館」を出た後は、モロ自動車優先の国道から離れて、町中の主要道を走行することにした。
この時点で既にお昼過ぎ。蒲郡まで32kmか・・遠いな。朝、もうちょっと早く出発すべきだったかな(←よくある後悔)。
先ほどまで走っていた国道419号や247号と違い、道は細い。慎重に走る。
ただ、ロードと違って、自歩道のあるところは、迷わずそちらに乗れるので、ある意味気が楽だ。
安全重視でゆるゆると。
・・ただ、こんなペースで蒲郡にたどり着けるのか?日が暮れるぞ。
幸い、道は平坦基調、というか平坦そのものだ。上り下りは、ほぼない。
平野部の街道沿いは、ちょっと懐かしい風情の街並みが続く。
▼ いわば「昭和な」街並みが続く街道沿い。
途中から、先ほど分かれた国道247号と再合流。ここまでくると247号も普通の町中の道になっている。
ただ、古い町並みに挟まれた道なので幅員は狭く、路側帯もあって無きがごとしな区間が目立つ。全般的に「自転車は歩道を走って下さい」的な道路設計になっている。
平坦なのに、ロード乗りをほとんど見かけないのはそのせいだろうな。
また、歩道が、近代的な幅広自歩道ならまだよいのだが、こちらも狭い区間が多い。安全重視で(自)歩道を走る。小径車でよかった。
ただ、依然、距離が稼げない。ロードだと、小休止でスマホ地図をチェックし「あれ、もうこんなに走ったの?」と思うことがあるが、全く逆。「うへ。こんだけしか進んでね~~」。
蒲郡が遠いわ。How Far GAMAGOURI。
海岸が近くなると、名鉄の線路と並行して走る形になる。そのため市街や住宅地が続くが、走るうちに風景もだんだん鄙びてきた
するとちょっとした坂が現れた。海岸沿いの幹線道にありがちなアップダウンだ。
上り下りをひいこらと二つこなすと、海が見えた!ちょっと感動。
▼ 思いのほか良い景色に出会えた。
その後も田舎道のゆるいアップダウンが続く。長めのダラ坂を登ってピークに立つと、おお、木々の間から蒲郡の町が見えた!
坂を下って蒲郡の市街の端っこに到達。
やった~、着いた~~・・と思ったが、安心するのは早かった。
蒲郡の地名は、元々別個の「蒲形村」と「西之郡村」を合わせたのが由来(らしい)。
そのためだろう、市街がかなり広範なのだ。蒲郡の駅をゴールと考えているが、町中を走れども、なかなか着かね~。再び、How Far GAMAGOURIや。
結局、蒲郡駅に到着したのは3時PM頃。11月末の日は短い。ほんのり夕方の雰囲気が漂う中、駅前で記念撮影。
▼ 蒲郡はヨットの町をアピールしているそうな。駅前にオブジェが。
さて、メシだ。遅いが昼飯だ。海辺の町なので、海鮮もの。あるいは地元で人気のカレー店でもいいぞ。
しかし、スマホで探すが、営業中のお店がほとんどない。ランチタイムが過ぎると一旦閉めるお店が多い土地柄のようだ。
一旦自転車から降りると、えらく空腹であることに気付く。探す余裕がない。仕方ない。とりあえず駅の南のショッピングセンターに入り、ささやかなフードコートで食べる。
▼ スガキヤ。ラーメンとカレーのセット。
腹が減ってりゃ、なんでもウマい。とくに、寒い中走ってきたので、あったかいラーメンスープがしみる~♪
その後、蒲郡の町をくるっと一周りしているうちに日が暮れてきた。
駅に戻り、自転車を折りたたんで、パパッと輪行袋詰め完了。改めて折り畳み自転車の利便性を感じる。そして、JRで三河安城の宿に帰った。
短めの走行距離の割には、意外と疲れた~。
▼ 今回の走行ルート
PS.
今回のライドで、ロードとミニベロの違い、特性、向き不向きが実感できた。
またの機会に、そのことも改めて記事にまとめてみよう。