通勤等で普段履いている靴の劣化が目立ち始め、そろそろ買い替えることを思い立ったのがコトのはじまり。
せっかくなので、サイクリングを兼ねて、遠くの量販店「靴のヒラキ」(神戸市西区岩岡)までの往復ロングライドを思い立った。
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■ 説明しよう!・・「靴のヒラキ」とは
私は子供の頃、神戸市西区で育ったので、同じ西区にある「ヒラキ」はお馴染み感のある店だ。
私が小中学生のころだったか、人里離れた田畑の真ん中にデカいプレハブ建物で店舗オープン。ダンピング状態としか言えない「5円サンダル」などの鬼安価格で付近一帯の世間を騒がせる。
そのかいあってか、プレハブ店舗はいつしか鉄骨ビルに。取扱い品も増え、現在では靴を中心としつつも、総合ディスカウントストアの様相を呈している。さらには食品スーパーも併設。
田舎の安売り店らしいざっくりとした社風故か、問題を起こしたこともあったが、今では兵庫県内で複数店舗を運営。ネット通販にも注力。東証二部に堂々名を連ねるまでになっている。
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さて、ヒラキまでのルートをGoogleマップで調べたところ、最短でも片道25km余り。往復だと50kmを超えてくる。これまでこんな距離走ったことないな。
ロードバイク(KHS CLUB1000)で行くならば、さほど問題はないと推察されるが、新品ピカピカのロードを「あのヒラキ」の駐輪場に停めて買い物をする勇気がない。食事の際の駐輪にも気を揉んでしまいそう。
そこで、思い切って折り畳み普通自転車(アサヒサイクル グラマラス206ii)を使うことにした。
そして、行き帰りが同じルートではつまらないと思い、往路はアップダウンがあるが、県道21号で内陸部を走る計画を立てた。
いや・・・・立てたつもりだった。
Googleマップのルート表示で調べたところ、須磨一の谷のあたりから、県道21号に抜ける道があるようだ。ただ、途中、階段などがある模様。まあ、グラマラスなら軽いので、手で運べば問題なかろう。
さて、一の谷の抜け道の場所に行ってみた。階段が見つかったので登ってみる。山道風だが、方向は間違っていない。
自転車を持ち上げて、山道風階段を登る。シクロクロスかよ。
▼ グラマラスは手で持ちやすい構造になっている。なにげに便利。
しかし、登れど登れど、県道に出ない。そこでようやく気付いた。道をまちがっていると。
▼ 気づけよ、俺。状況おかしいやん。
▼ 山を下ってから階段の登り口をよくみると、このような石碑があった。途中で気付いてよかった。危うく大変な高度を稼いでしまうところであったw
いやはや、初めての50km超ライドにあたって、しょっぱなから体力を無駄に削ってしまった。
結局、まともな抜け道は見つからなかった(枯れた草木が覆いかぶさり、事実上通行不可の道が付近にあったが、あれがそうなのだろうか・・?)
そこでルートを変更。海岸沿いの国道2号に出て西明石 → そこから内陸に折れる無難でシンプルな経路をとることに。
その後、13時頃に、無事ヒラキ到着。出発したのが10時以降であったので、3時間程度かかった計算になる。
▼ そびえたつヒラキ。安けりゃええねん。UFOが刺さっていても気にするな!
▼ 9割引きとか、平気で打ち出してくるところがいかにもヒラキ、だ。
さて、買い物を終えた復路では、ついフラフラと脇道に入ってしまったのがアダとなり、明石まで大回りで帰ってくる仕儀となってしまった。たはは。
さらには、明るいうちに帰りたいと気が急くあまり、昼飯もとりそびれた。
トータルすると、60km近く走ったことになる。エネルギー補給無しでも、結構走れるものなんだナ。
以前はせいぜい30km走った程度で膝が吊ったが、今回はシクロ山登り?のオマケがあったにもかかわらず、問題なく走り切ることができた。
最近なにかと自転車に乗っているので、脚が慣れちゃったんだろうね。
舞子から西は路側帯がしっかりと取られている道も多く、それも疲労を軽減してくれたものだろうと思う。
グラマラス206の走行性能にも改めて感心。ロードは別物として、これまでの生涯で乗った普通自転車の中では、走りの軽快さはNo1だ(車体の軽さに加えて、バランスが良いのだろうかね)。
海に沿った市街を、快速ペースを保って走り抜けるのは気持ちが良かった。
明石港のあたりからは、姫路までの海岸沿いサイクリングロードがあり、あるいは淡路島へ渡る「ジェノバライン」という高速船も出ている。そのせいだろう、付近ではローディを多く見かけた。
次回は買い物ではなく、ロードで走りに来ようかな。
(おまけ)
明石~ヒラキ間は旧道をゆるゆる走行。宿場町などの観光地でもないのに、昔ながらの木造住宅が立ち並んでいる一帯もあった。
▼ こんな風情のある風景との出会いも楽しい。