とにもかくにも、ゴールの川越まではたどり着いた。
東武線川越駅近くの歩道橋下で、雨を避けながら、途方に暮れる。
ネットから予約した本日の宿は、多少格式のありげなホテルのようだ。そこに、水の滴る全身ずぶぬれ状態で向かうわけにはいかない。さて、どうするか・・
まず、小降りになったところで、JR川越駅近辺にあるハローサイクリングのステーションに自転車をスバヤク返却。
▼ ハロサイのステーションへに返却完了。おつかれさん。今日一日、忘れがたいライドではあった。
そして、しばらく、雨の降りかからない場所を選んで、町中をぶらつく。そうする間にも速乾性の衣料はジワジワ水が抜け、水滴が滴ることはなくなってきた。
ただ、靴が中までびちゃびちゃだ。気持ち悪いね。
そこで、フト思いついてスマホ検索。おお、近くに、スニーカーの洗濯・乾燥機が置いてあるコインランドリーがある(そういうコインランドリーが増えているというニュースを以前目にしたが、こんなところで知識が役に立った)。
人気のないコインランドリー店でコソッと靴を脱ぎ、先ほど100円ショップで購入した簡易スリッパに履き替える。
本当は靴の洗濯もしたいのだが、そこまでの時間はない。とりあえず、店内の水道で靴をジャブジャブ洗い、乾燥機に入れる。
(・・と思いだしつつ書いていて思うのだが、はたから見れば、完全に挙動不審者だな。)
▼ これがスニーカー乾燥機。下に洗濯機がついている。どちらかの単品利用(?)もできる。
店内はエアコンが効いている。店内のプラ椅子に座っているだけで、身に着けている衣服から、乾いた空気に水分が逃げていく。これ幸い。
本と缶コーヒーで待つこと20分ほど。靴は、完乾には遠いが、生乾き程度にはなった。服も生乾きといったところ。
怪しい生乾きの人は、宿に向かう。
式典帰りの人でにぎわうホテルのロビーで、生乾きの人はやはり引け目を感じる。そそくさとチェックインをすまして、部屋に入った時にはホッとした。
シャワーと、乾いた服。生き返るね~。
その夜は川越でライド完遂の祝杯(←単に飲みたいだけ)。翌日は狭山に住んでいたころになじみだった町々を、西武新宿線を途中下車しながら見て回った。
様変わりした町には時の流れを感じ、意外と変わらない町には懐かしさを覚える。
西武新宿に出た時、フト、再びシェア自転車で東京駅に向かうことも考えたが・・いや、やめておこう。
天候は梅雨曇り。また降られたら目も当てられん。
ミッドタウン近辺の美術展を訪ねたりと、普通に都内見物。
やっぱり東京都心部は人が多いね。そして建物の密度と集積度が違う。
ただ、地方に住み慣れた今となっては、ちょっと疲れる町でもあるね。
たまに来て、フラフラ自転車で廻るくらいが、ちょうど良さそうだ。
また来よう。今度は晴れた日に。
(シェア自転車乗り比べ!東京・埼玉紀行 了)
【付記】
シェア自転車について思ったこと、不思議な首都圏の自転車道事情など、また機会をみて(=ネタがない時に)別記事としてアップしてみたいと思います。
【まったり自転車】 シェア自転車乗り比べ!東京・埼玉紀行 <旅行日:6月21日(木)の夜 ~ 6月23日(日)> (全5回) 【ゆるゆる旅行】 |
1: Part1 豊洲で2度ガックリ |
2: Part2 ドコモバイクシェアで東京を行く |
3: Part3 ハローサイクリングでの自転車小旅行は雲行きあやしく |
4: Part4 速乾性衣料の実力に驚く |
5: Part5 怪しい生乾きの人 ★このページ★ |