梅雨が明けたと思ったら、直後に台風かいな・・
買い物に出かけたハーバーランド。帰ろうとしたところ、時ならぬ大雨。とりあえずJR神戸駅の地下街に逃げ込む(ちなみにこの日は自転車ではなく、歩き)。
雨が降ると、腹が減る。
まあ、昼飯時だしね。
スマホ検索したところ、神戸駅のすぐ近くに、おや、見知らぬカレー店を発見。
駅の北側。車道をはさんで、湊川神社の向かいの歩道沿い。
このあたり、自転車で何度も通過しているけど・・全く気付かなかったなあ。
お店近くの地下道出口にいそいそと向かう。
傘をさしても多少は濡れつつ、お店に到着。
お店の名は「プティ レストラン & バー ビリケン倶楽部」という。
▼ パッと見、カレー店とは気づかない。
ひょっとしたら、大阪系のお店の支店かのれん分けかな?
・・などと考えながら、ビリケン様の絵柄があしらわれたお店のドアを押す。
中に入るとカウンターと、テーブル席が3つ。そしてカウンターの上には、入口に向かってビリケン像がドンと鎮座。
テーブルにつき、基本メニューらしい「ビリケンカレー」を注文。
待つことしばし。
ミニサラダとともに、おおっ、なつかしのカレーソースポットが出てきたぞ。
▼ ソースポットの中身は、カレーと思うよネ。
レトロというか、本格的というか・・・でも、なんだかソースの色がえらく赤っぽいなあ。
「サラダのドレッシングです」と言われ、ちょい驚く。カレーじゃないんだ。
それにしても、これ、ミートソース? モロモロと具材が入っている。
通常私は、ミニサラダ付きのカレーに相対した場合、カレー本体が出てきたのちに、合間に食べる。しかし、このときばかりは、「どんな味かな」と興味を抑えきれず、先にサラダに手を付けてしまった。
ドレッシングはソースポットにたっぷり。不必要なほど多めにかける。
うまい。
ガッツリ存在感のあるドレッシングは、まろやか酸味のトマトソースベース。野菜のうまみが凝縮している。
サラダよりも、ドレッシングが主役という感すらある。
山盛りの野菜サラダにかけて食べたらうまいだろうなあ。この味なら、ビールにも合うだろう。
そして、次いでカレーが出てきた。
▼ 結構大きな平皿だ。ふふふ。
別に小皿で出てきた福神漬けとらっきょうは迷わず全投入。
一口目。うん、わりと甘口かな。
しかし、食べ進めるうちに、だんだんと骨太の味に感じられてくるのが不思議。
噛み応えのあるコロコロ肉が入ったルーはたっぷりタプタプ。
ハフハフ。一気に完食してしまった。
さて、会計をすまそうとすると、いろいろとマスターが話しかけてくる。かなり話好きのおっちゃんのようだ(名前から察するに、夜はバーなのかな?)。
まるでミートソースのようなドレッシングは、肉は入っていないとのこと。様々な野菜を細かく刻み、あの重厚感を出しているそうな。
ソースポット入りなので、ついカレーのごはんにかけてしまうお客もいるらしいw。
ビリケンをフィーチャーしているが、特に大阪とは関係なく、地元神戸の方とのこと(マスターのお父様が、ビリケンのコレクター)。
そうそう、日本最古と言われるビリケン様は、実は神戸にあったりするしね~。
このお店も、知る人ぞ知る神戸のビリケン名所なのだろう。
▼ プティ レストラン & バー ビリケン倶楽部
(おまけ)
▼ 日本最古を謳うビリケンを祀る松尾稲荷神社。神戸駅からも割と近い。
(写真は、別の日のポタ中に撮影したもの)