さて、再び走りだしたものの、満月堂のすぐ先が道の駅であった。
周囲にはガソリンスタンドや、ローソンもあるね(ちなみに三三線の山間部唯一のコンビニだ)。
どうやらこの辺りが、地域の中心のようだな。
▼ 道の駅 淡河(←ちなみに「おうご」と読む)
道の駅は小規模コンパクト。車での来客が多いが、駐車場は常に満杯状態。入口で車がブウブウ空き待ちしている。
たいへんですな~。こちとら自転車者はどこでも停められるもんで。ふふふ。
常備の携帯スタンドを使って、二輪置き場にロードを停める。ただ、自転車はほとんどいないね。
かわりに、オートバイが多数停車している。たしかに来る途中、ツーリングしているオートバイを良く見かけた。その方面では知られたルートなのだろうか。
道の駅の駅舎(?)には、地元野菜の直売所、そして十割そばのお店がある(そば店はちょっとした行列ができていた)。
二度目の朝飯が効いて、まだ腹は減っていないので、店先で売っていたかき氷を食べることに。
▼ 「名物」黄金焼きというのも気になるが、暑いので、かき氷を選択。コーラ味。
夏日の太陽、30℃越えの暑気に晒されてきた体に、コーラーラムネ風の甘い氷が沁みわたる~♪
かき氷で急速冷却完了。ライド再開。
依然、美しい田園風景。
道中、「手延べそうめん直売所」の看板を見かける。工場直営店か。寄ってみたかったが、日曜ゆえ休業のよう。残念。
(それにしても、食べることばかり書いているな。)
ほどなく市境を超えて三木市入り。
三木に入りしばらく進むと、周囲は民家が点在する、普通の田舎市街の風景になってくる。
さらには三木の中心街が近づくにつれ、交通量も増えてくる。
知らず「のんびり観光モード」になっていた意識を、あわてて「市街走行モード」に切り替える。
ほどなく三木市到着。淡河から来ると、三木が結構な都会に見えるね。
▼ 昨年、歴史ある三木駅の駅舎は火事で焼失・・。今はこんな仮設状態。
▼ 三木城址のあたりで見つけた看板。別所長治がえらく若武者風。
三三線ライドは、買い物や休憩をはさみつつ、2時間余りで走れてしまった。
そして、意外と楽しかった。
元々は、単なる「道調査ライド」のつもりだったが、ちょっとした「自転車旅」の味わいを感じることができた。
走りやすくて、ルートの中ほどには、道の駅あり、人気の和菓子店あり。
さらに考えてみれば、ルートの端をなす三木には「城攻め合戦」で有名な三木城址があり、もう一方の端の三田では、三田牛のグルメが楽しめる。
トータルで楽しめる、ナイスなサイクリングルートじゃないか。
・・て、輪行客が増えるのは、鉄道会社としては、あまりウエルカムじゃないよねw
さて。
ゴールの三木駅からは、輪行ではなく、自走で帰ってきた(三木~押部谷~西神中央経由で明石に出て、そこからはニコク)。
結局、暑い中、トータル80kmくらい走ったわけだ。疲れた。
でも、妙に長い今年の夏。その最後を記念して、印象に残るライドになった。
(おまけ情報)
帰途、実家に寄った際、おみやげに豊助饅頭をわたす。喜ばれる。
母親によると「淡河の豊助饅頭ゆうたら、有名やで。あんたが知らんだけや」とのこと。
因みに淡河あたりの北区エリアは 神戸の北海道 の異名でしられているとのこと。ホンマかいな。
広がる田園はもとより、淡河はチューリップの栽培でもしられているそうな。
だから、そんなベラボウな異名がついたのだろうか。
(おまけ写真)
▼ こちらが例の豊助饅頭。
薄皮につつまれた、あっさりこしあん。
素朴だが、上品。うまい。
(この道いいね! 県道38号線さんさんライド 了)
【まったり自転車】この道いいね! 県道38号線さんさんライド <乗り日:2019年9月15日(日)> (全3回) |
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