まったり巡行

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【まったり自転車】雌岡山プチクライム <乗り日:2019年10月6日(日)>【近所ポタ】

西神戸の最果てに、ふたつ山あり。

 

雄岡山(おっこうさん)と雌岡山(めっこうさん)

 

標高はどちらも250m足らずの里山だが、なだらかな二等辺三角形のシルエットがポコポコっとならんだ様が愛らしく、地元ではふたつ一組的に語られることが多い。

 

▼ シルエットの写真はこちら(雄岡山と仲良く並んだ写真も見れるよ)

ja.wikipedia.org

 

ただ、面白いことに、雌のほうがすこし大きい。そして世間の扱いも完全に雌岡山のほうを優遇している感がある。

 

雌岡山頂上に神社があり、車での参拝客用に舗装路が用意されている。もちろん、山頂付近には駐車場もある。

 

対する雄のほうは・・なんにもない。

 

せいぜい、原始的な山道が通っているだけの、単なる山だ。

 

ただ雄岡山は、昔の実家の近場であり、子供の頃友達と遊びに行ったという思い出が、個人的にはある。

 

なにせ、子供にとっては、整備されていない山のほうが魅力的だもんね。

 

一方、メジャーなはずの雌岡山には当時からさして興味が向かず。その後、今に至るまで、馴染みが薄い。

 

ところが。

 

その雌岡山の舗装された登り道が、地元の自転車乗りに好評らしいことを最近ネット上で知った。

 

そうなのか。そう言われると、一度自転車で行ってみたくなる。

 

この年になって、雌岡山と新たな縁ができようとは・・わからんもんだ、とペダルを踏みつつ考えるうちに山の入口に到着。

 

▼ 舗装山道の入口。鳥居が神社参道であることを示している。

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むむっ。なぜか入口に人だかり。団体でのハイキングイベントかなにかのようだが・・こんなに集客力のある山だったの?雌岡山て。

 

意外な感に打たれつつ、人だかりの脇をすりぬけ、そして登る。

 

▼ 徒歩用の別ルートがあるのだろう、舗装路に人影はほとんどない。登りやすい。

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斜度はきつくなく、距離も短い。

 

しかし、小山とはいえ独立峰なので、麓から山頂まで、ひと山登った感が得られるね。このあたりが人気の理由かな?

 

マイペースでクランクをまわし、山頂の神出(かんで)神社に到着。

 

▼ 境内入口には自転車持ち込み禁止の看板が。

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当たり前だがママチャリやシティ車で来るシチュエーションではない。こういう看板があること自体が、ロード乗りのちょっとした集結スポットになっていることを物語っている。

 

境内手前の駐車場に自転車を停めて、歩いて境内に入る。

 

境内の一部が展望台になっている。そちらからの眺めが、こちら

 

▼ 標高240m程度だが、意外なほど見晴らしが良い。

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海と明石海峡大橋、そして淡路島が一望できるビュースポットという点がモノを言っている。

 

手軽にプチクライム、景色も楽しめて、なかなかいいじゃないか、雌岡山。

 

神戸市が10月中に再整備を終えるという「神出山田自転車道」のすぐそばなので、立ち寄りポタスポットとして自転車の来訪者が今後増えるかもしれないね。

 

ちょっと登らなきゃいけないけど。