まず、白状しておこう。
気付いてはいた。その道のことに。
国道428号線。
この道を使えば、箕谷から「神戸の北海道」淡河（おうご）まで一直線で行ける。
淡河に行けば、以前「三木三田線ライド（道場南口→三木）」の際に立ち寄った、人気和菓子店の満月堂がある。
また、満月堂の隣にある「道の駅 淡河」で見かけた（でも食べていない）「名物 黄金焼き」というのも気になっている。
また淡河に行ってみたい。
ただ、淡河に至る道路は数少なく、神戸側から新ルートを試すとすれば、国道428号線しかない。
屏風のように立ちふさがり、淡河を隔絶させている帝釈山を越える道だ。
ネットで428号について調べると、ガチなロード乗りの間では、ヒルクライムの定番「岩谷峠コース」として周知されているらしい。
いや～～っ。しんどそうな印象だなあ。ガチロードにバシバシ抜かれたりするのだろうか。
というわけで、存在は知りつつも、これまで避けてきた。
しかし、よくよく最高地点の標高を調べると440m程度。北鈴蘭台の泉橋（370ｍ）よりちょい高い程度。それだと、行けなくもないか。まあ、斜度にもよるけど。
併せて、Googleストリートビューで道路状況をチラチラ確認したところ、山越えの道なのに、意外と路側帯はしっかりしている雰囲気。
まったりマイペース、ボチボチ行けば、なんとかなるだろう。
そう踏んで、出かけてみた。
そして実際走ってみると、予想以上にすばらしい道であった。行ってみんとわからんもんやね～。
～ ‥ ～ ‥ ～ ‥ ～ ‥ ～
前置きが長くなった。
この日予定したルートは以下の通り。
まず、お馴染みのひよどり台の坂を登る。そのまま県道16号を北進し、北鈴蘭台の泉橋を越える。シュババーッと長い坂を下れば箕谷だ。
この時点で一山越しているので、足と相談しながらボチボチ岩谷峠の登りをこなす。ここさえ乗り切れば、あとは下って淡河に到着。
実家から「満月堂の豊助饅頭が食べたい」とのリクエストを受けているので、満月堂で買い物をしよう。
そして、道の駅で件の黄金焼きをたべて一休み。その後、平坦基調の三木三田線で実家のある西区方面に向かえばいいね。
連続山越えで疲れるだろうから、帰りは西神中央から地下鉄に乗って、輪行で帰って来よう。
うん、パーフェクトなルートだ。
そのつもりで、輪行袋を持っていくことにした。出発時刻はやや遅く、朝の10時過ぎ。
秋も深まる11月下旬、ウェアは肌着に、保温長袖、春秋用ジャージの3枚重ね。しかし、気温は意外と高い。ひよどり台の最初の登りでいきなり汗が噴き出す。たまらず中の長袖は脱いだ。
土曜日ゆえ、北鈴あたりまでは、交通量が非常に多く、難儀する。路肩のコンクリ部分を走ったり、歩道徐行を適宜併用。慎重に、安全第一で車輪を進める。
箕谷で、16号から横道にそれて、国道428号のとっかかりを目指す。その前に、目に入ったコンビニでトイレを済ませ、登りに備えてスイーツでエネルギー補給。
▼ そして、やってきました。国道428号、「岩谷峠コース」に。
目の前に立ちふさがる山を見て、ややビビる。
▼ しかし、登ってみると、意外とマイルドなダラ坂続き。
これならイケる、イケる。
紅葉に色づきはじめた山間を、えっちらおっちら、登る。
▼ 見晴らしの効く場所からの眺めもいいね。
しかも、道のコンディションは予想以上に良い。路側帯もしっかり。
▼ こんな状態の良い山道、そんなにないヨ。
三木三田線ライドの際も感心したが、淡河近辺は、おおむね路側帯が確保されている。自転車向きのエリアと言えるね。
山中の一本道なので、信号ストップもない。
山道ゆえ、ドリンクの補給が心配で、事前にボトルを満タンにしておいた。しかし道沿いに企業の事業所がポツポツ点在し、自販機も設置されている。全然心配なかった。
そろそろ太ももがしんどくなってきたかな・・と感じ始めたあたりで、ピークに到達。ホッ。あとは下るだけ～♪
（つづく）
| 【まったり自転車】北神戸への道３ 国道428号線 ～ 岩谷峠と北鈴峠（？）まとめて往復ライド（全２回） ＜乗り日：2019年11月23日（土）＞ |
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| Part2 ： 復路（岩谷峠→北鈴峠） |
