まったり巡行

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【まったり自転車】たまたま道をそれて、小さな幸せをつかんだ話 <乗り日:2019年12月21日(土)>【近所ポタ】

この日私は、所用があり、県道52号線を折り畳み小径車で走っていた。

 

・・おっと、「県道52号」というのが正しいのかな。

 

(道路は本来「○号線」ではなく「国道○号」という具合に"線"をつけずに呼称するのが正しいらしい。たまたまテレビで見たエピソードの受け売りだけど。今まで知らんかった。)


それはともかく、西神戸の田園地帯を北上する形で、県道52号を走っていると、ちょっとした分岐路がたまたま目についた。

 

52号はこれまでに何度も走っているが、いつもはロードバイク。そんな横道にまで気が回ることはなく、そのままスッと通過していた。

 

しかし、今日は小径車でのゆるポタ。それゆえ、この分岐路に目が止まった次第。

 

この道は見たところ、分岐した後も、52号と並行して走っているように見える。これなら大きく方向をたがえることはなかろう。そう思い、フッとそちらに向かって車輪を進めてみた。

 

殺風景な幹線道の52号と異なり、地元の農家宅が道路わきに点在している。この辺りは、昔からある集落だね。ということは、この道こそが、古くからの街道だったのかもしれないね。

 

そんなことをつらつら考えつつペダルを踏んでいると、おや、こんな幹線道から外れた田園地帯の中にお店らしきものがあるぞ。なんだろう。

 

近づいてみると、なんと、和菓子につかう「餡」の専門工場があり、店舗と見えたのはその直売店であった。

 

▼ へえ~、県道52号からすぐ近くに、こんなお店があったんだね~。

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気になるので自転車を停め、お店に入ってみる。

 

ごく小さなお店で、商品の品数は少ない。羊羹やもなか、おはぎ、さらにはパック入りの餡そのものが棚に並んでいる。

 

とりあえず、羊羹ともなかを購入して、お店を後にする。

 

 

後でもなかの商品内容を見てびっくり。

 

もなかは、個別包装されたもなかの皮(4個分)と、真空パックされた餡がセットで入っている。

 

▼ こんな感じ(あと、羊羹の大きさが適当なのもいいね。既製品じゃないですよって)。

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つまり自分でもなか皮に餡を好きなだけ乗せて、閉じて食べろということ。いわばDIYキット商品だ。

 

さすがあんこ屋さんだけあって、もなか4つ分に対して、餡の量はあきらかに過剰だw

 

早速DIYを実行に移す。さかさまに置いたもなかの皮の窪みに、上から粒あんを注ぎ込む。

 

たっぷり・・たっぷり・・

 

ふふふ。山盛りだ。

 

二つのもなか皮を閉じれば、隙間からあんこがぐにょ~っとあふれ出す。ぐふふふふ。

 

濃いお茶と併せて食す。う~ん、ちょっとした幸せ♪

 

ホント、幸せって、どこに転がってるかわからないね。