まったり巡行

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【まったり自転車】ゆるポタ者でもダイジョーブ!六甲山クライム その傾向と対策  part2(全2回)~ 復路編 <乗り日:2019年12月29日(日)>

記念碑台公園から折り返し、下りに転じて、気が付いた。

 

往路ではジワ登りと思っていたが、復路ではグングンスピードが増してくる。もう、やたらと下る、下る。

 

これだけの坂、登ってきたんだなあと実感。

 


しかし、調子に乗ってはイカン。年末にケガをしたらシャレにならない。路肩には落ち葉もあるし、スピードは抑えて。安全重視で下る。

 

再度公園手前のあたりまでは一気に下った。そして、ここから再度山へのちょっとした登り返しがある。

 

これがキツイ。

 

もう一仕事終えた気になっているので、足が回らない。そこへ距離こそ短いが、パンチの効いた10%坂。ここが一番しんどかった。


★六甲山 傾向と対策6 帰りも登りを強いられる区間あり。体力の温存と、気持ちの準備が必要。

 


再度山を登り返せば、後は下るだけ。

 

結構な斜度だ。グネグネ坂を慎重に下る。

 

 

それにしても、やっぱり下りは早いね。あっという間に麓に戻ってきた。

 

しかし安心するのはまだ早かった。

 

ここから先に、最大の難所が待っていた。

 

斜度がきついので、路面には、車を減速させるための凹凸縞模様が路面に儲けられている。

 

この上を通過すると、ガッタンガッタンとした衝撃が、ブレーキレバーを握る手を突きあげる。

 

こちとらキャリパーブレーキ。速度を落とすためにブレーキレバーを長時間強く握っている。当然手が疲れてくる。そこにガッタンガッタン。

 

思わず手がブレーキから外れる。というか、弾き飛ばされる。

 

すると、(当然ながら)ギュンとスピードが増す。これはマズイ。改めて思いっきりブレーキレバーを握る。何の握力測定ですか?と思うくらい握りしめる。

 

こんな状態が続くので、手はヘロヘロ状態に。

 

これはイカンと思い、道脇にあった駐車場に避難。しばし手を休める。復路のゴールはすぐそこなのに・・

 

▼ その駐車場から撮影した「ガッタンガッタン」の縞模様。

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そして、最後の最後に待っていたのが、冒頭で取りあげた、入口付近のコンクリ激坂

 

この短い坂を下ったところは、市街の北側を走る幹線道(山麓線)であり、車がひっきりなしに通っている。

 

ここで握力が尽きてしまったら・・・

 

ブレーキ効かねーーーー止まらねーーーーーーーーと言っているうちに、車行きかう山麓線に突っ込んでしまったら・・・

 

恐怖を感じた私は、大事を取って、歩道に逃げ、最後はテクテク押し歩きで下りた。

 

もし、ホイールが濡れて滑りやすくなっていたら・・

 

いや~、ぞっとしないね。

 

★六甲山 傾向と対策7 最後の下りがデンジャー。危ないと感じたら、早めに路肩・歩道に避難。

 

 


まあ、最後のところだけ、ちょっと注意が必要だけど、全般的にいい感じでヒルクライムが楽しめた。

 

 

 

2年前の今頃、ロードに乗り始めた時は「神戸は南は海、北は山なので、海岸沿い方向しか走るところ無いね~」と思っていた。

 

いやいやとんでもない。

 

こんな近所に、本格的なヒルクライムスポットがあるなんて。ゼイタクな話だ。

 

考えてみれば、海の向こうにはアワイチで有名な淡路島。

 

輪行まで視野に入れれば、新幹線はあるわ、空港はあるわ、六甲アイランドからはフェリーだって出ている。

 

自転車乗るに、神戸は、いいぞ。

 

 

(付記)

今回のコースの所用時間は、往路は2時間、復路1時間といったところ。

私レベルのスピードでも、半日で往復できる。

なかなかにお手頃。

 

 ▼ 今回の走行ルート