地元神戸市の公式サイクリングロードでありながら、存在感の薄い「神出山田自転車道」。
かつて「廃墟」とも称されたこの道が、昨年秋に、突如リニューアルされた。これは走らないわけにいかない。
そういうわけで。
飛び石連休の中日である日曜日。
最高予想気温7℃、寒風吹く中、防寒ウェアで全身を固めた私は、輪行袋に入れた折り畳み自転車を携えて、谷上の駅に降り立った。
▼ 北神急行ターミナルの谷上駅(神戸電鉄との接続駅でもある)。海側からでも、地下鉄~北神急行の一本で直行できるので便利。
神出山田自転車道(名称が長いな。以下「神山道」)は、その名の通り、神戸市西区の神出と、北区を結ぶ道だ。
今回は、北区の山田→西区の神出方向に向かって走るコース取りを選択。
箕谷まで走り、そこから北西方向に折れて、スタート地点である山田を目指す。
▼ 箕谷到着。大きな交差点を北西方向に折れる。
スタート地点は、まだまだ先だ。
この、市街地や駅からのアクセスが悪い点が、一時寂れた原因だろうな・・と考えながら、奥地に向かってペダルを踏む。
なお、途中道路事情が悪くなるので要注意。危ない場所は自歩道徐行で進んだ方が良いと思う。
▼ この地点は以前、岩谷峠越えの際にも通った(以下写真はその時のものを流用)。矢印の方向に進むのだが、車道走行はキケン。
▼ しばらく進むと、岩谷峠へ向かう道と分岐するT字路に差し掛かる。
右折すれば、帝釈山ヒルクライムだ(写真を撮影している間にも、ローディーが一人、山に吸い込まれていった)。
今日は山には向かわず、そのまま道なりに直進。
周囲は次第に田園風景に。さらに進めば山がすぐそばに迫ってくる。
▼ すると、こんな看板が目についた。「つくはらサイクリング」??
おそらくダム湖であるつくはら湖の周囲のサイクリングロードのことであろう。神山道の一部であろうと推察し、そちらに向かう。
▼ それで正解。赤茶路面のサイクリングロードが現れる。
神戸にも、こんなに典型的な湖畔サイクリングロードがあったんだね~。
散歩している人やジョガーも散見される。こちらも、ゆるゆると景色を楽しみながら走る。こういうシチュエーションだと、ミニベロで来たのは正解。
▼ ところどころに東屋付きの休憩所も見られる。
▼ つくはら大橋手前の休憩所には、一輪車のオブジェがあるよ。
▼ サイクリングロードは、つくはら大橋を渡って進んでいく。
▼ 渡り切ると、こんなオブジェがお出迎え。
さて、ここで湖畔のサイクリングロードはおしまい。距離は意外と短かったな。
ここからは一般道だ。
路面に書かれたルート案内に従い、自歩道を走る。
▼ つくはら湖の水をせき止めている呑吐(どんと)ダムも見えるよ。
この近辺に駐車場があり、ちょっとしたビュースポットになっている。
その駐車場近辺にのみ自販機が散見された。後でわかったが、コース上でそこは貴重な水場。
スルーしてしまい、後に後悔することに・・
(つづく)
【まったり自転車】総力特集! 神出山田自転車道 完全走破 <乗り日:2020年2月9日(日)> (即日メモ + 本編 全4回) |
即日メモ : ウワサの神出山田自転車道を走ってきたよ |
Part1 : 静かな湖畔の赤茶みち ★このページ★ |
Part2 : ひと山こえて押部谷 |
Part3 : サイクリングロードは唐突に終わる |
Part4 : ゴールとご褒美、そして帰途につく |