ゴールデンウィークの連休中、「不要不急にあたらない買い出しライド」に何度か出かけた。
その際、県道21号線を利用することが多かった。
須磨離宮公園から西方向へ走ると、風景はとたんに山間のものになり、トンネルが3つ連続して現れる。
最初と最後のトンネルは短く、狭いながらも路側帯があるので、支障はない。そのまま走り抜ける。
問題は真ん中のトンネル。
結構長い。
幅の狭い歩道が設けられており、そのため路側帯はほぼなし。
ロードバイクに乗り始めて、このトンネルに出くわしたとき、「これはアカン」「危ない」と考え、歩道歩きを選択した。
その後、妙に乗り慣れてきて、このトンネルも自転車で走り抜けるようになった。
しかし、今では再び歩道を歩くことにしている。
冷静に考えると、やっぱり安全とは言えないから。
この新型コロナ騒動のさなか「自転車で交通事故に遭い、病院に緊急搬送」なんてことになると、目も当てられない。
単に趣味で乗ってるだけだもん、安全以上に重要など、ない。
▼ そのトンネルの入り口。路側帯はほぼ意味なし。
さて、トンネルの歩道を歩くにも、意外とテクニックが必要だったりする。
幅広の近代的な歩道が設置されている場合は問題ない。
しかし、路側帯皆無、車道幅員も狭いの危ないトンネルに限って、歩道も極度にショボい。
人ひとり歩くのがやっとの幅、ということも多い。
上記の県道21号のトンネルもそうだ。
そこを自転車を押し歩きしなければならない。
安易に進んではいけない。
トンネル入りする前の確認手順を忘れないように、ここにまとめておこう。
◆テクテク テク(1) まず、ライトをつける。
当たり前だが、トンネルの中は暗い。足元をしっかりと見る必要がある。
◆テクテク テク(2)人間は壁側
歩道脇がすぐ車道。極力身の安全を確保するため、人間は壁側を進む(自転車が車道側)。
◆テクテク テク(3)ペダルの位置を調整する。
ペダルの位置が悪いと、足があたる。
フラペ者、しかもギザギザアルミ製を利用しているので、あたると痛い。
そのため、人間側のペダルは最も後ろの位置にする必要がある。
◆テクテク テク(4)自転車のハンドルに体を引き付けて、歩幅を狭目にして歩く。
ペダルを後ろに位置させていても、うっかり大股で歩くと、あたる。痛い。
ハンドルに体を寄せ、歩幅小さく歩く必要がある。
なかなか進まないが、焦らずに。
◆テクテク テク(5)障害物は慎重に避ける。
古いトンネルの場合、かべからしみ出した水の影響で、歩道に土砂が堆積している場合がある。
また、通路をふさぐように、火災警報器などが設置されている場合もある。
上記のトンネルには、どちらもある。
こういう場合は慎重に対応。焦ってけつまずいてはいけない。
車の切れ目を待って、いったん車道に下りて避けるのも手だ。
◆テクテク テク(その他)肩に注意
トンネルの壁は、汚れている。
ジャージの肩がすれると、汚れとなって残る。洗濯しても、意外と取れない。
100円ショップで売ってるサポーター類を常備して、トンネル歩きの際には、肩をガードしようかな・・そんなことを考える、今日この頃。
(以上、個人的なおぼえ書きです。テクの汎用性のほどは不明。)