三木~小野方面へと伸びる県道316号との交差点に到達した時にはホッとした。
ここからの道は、うってかわって走りやすかった。
周囲には、日本の原風景のような、里山に抱かれた田畑が広がる。
ただ、景色の感動も最初だけ。なにせ、ここから先は、同じような風景が延々続く。
ちょっとした登りをこなすと、ありゃ?もうここから三木市なのか。
これから通過する、三木市と小野市の道路は、自転車で走りやすい印象がある(※)。
ダラ坂を下って、そこから先も、平坦基調。三田のほうが三木・小野よりも幾分標高が高いので、実際には「微妙に下りの平坦」が多く、スイスイ進む。
スタートで躓き、大きく時間をロスしたが、この分だと意外と早く到着しそうだな。
ただ、最初こそさえなかった天気は、次第に真夏の本領を発揮。照り付ける日差しが、重い。空を見上げると、雲の合間で、灼熱の太陽がゲラゲラ笑ってやがる。
この調子だと、午後は相当暑くなる。さっさとゴールしてしまおう・・そう考えて、ペダルに力をこめる。
すると、おや、丘が迫ってきたぞ。そしてルートはそちらに向かって伸びている。
最後に現れた試練。夏空のもと、ダラ丘をプチクライムすることに。初見の坂は先がわからないので、倍疲れる。
ようやく登りきった私は、暑さでおかしくなっていたようだ。スマホでルートを確認したはずなのに、そこからの道をコロッと間違えた。
粟生は加古川の川辺の町。標高は低い。登ったのだから、当然下りがあるはずだ。しかし、目の前の道は延々平坦路・・これはおかしい、とようやく気付く。
再度スマホ地図を見ると、目的地とはキッパリ逆方向に走っていた。アホ~。
(つづく)
(※自治体が変わると、自転車での走りやすさがガラッと変わることがある。このテーマは興味深いので、いずれ改めて記事にしよう。)
【まったり自転車】神戸電鉄ラスボスライド 三田~粟生(全3回)<乗り日:2020年8月13日(木)> |
Part1 : ラスボス格差? |
Part2 : 三木と小野と夏空と ★このページ★ |
Part3 : ゴール! そして特筆すべき讃岐うどん |