総合運動公園から西に向かう「西神中央線」。この道路は曲者だ。
明らかに車優先のコンセプトで作られた幹線道だ。市道ながら自動車専用路に近い雰囲気を持つ。それゆえビュンビュン飛ばしている車が多い。
西神方面への大動脈なので、交通量は非常に多い。
そんな中にあり、路側帯の状態は非常に不安定。幅広路側帯が現れたかと思えば、いきなり消える。
学園都市のあたりまでは車道で良いが、そこから先はキケンな箇所が散発的に現れる。
ただし、おおむね自歩道はある。キケンと思えば、無理せず歩道徐行で車輪を進める。
もっとも、住宅地から離れた幹線道なので、自歩道に人影は見えない。「準徐行」的スピードOKだろう。
そして、地下鉄の伊川谷駅に到達。さすがは西神戸への最短ルートだけあり、思ったよりも早く着いてしまった。
昼飯には早いし、もう少し走りたいので、さらに西神中央まで進み、付近の道路をぐるっと大回りしてから帰ってくることにした。
伊川谷から西に進むと、長いトンネルが現れる。車道走行はあまりにキケンな状況だ。安全重視で、暗いトンネル歩道をテクテク自転車押し歩き。出口が、遠い。
そこから先も、走りにくい道路が続く。しかたないので(というか、もう面倒なので)ひと気のない自歩道を進む。
すると、幹線道である西神中央線から、住宅地エリアへと向かう分岐が現れる。自歩道に乗ったままだと分岐線に向かってしまう。まっすぐ西神中央に向かうには、やっぱり車道を走らねばならず・・ああ、面倒くさい。
「やっぱり西神中央線は、自転車には不向き」今回のライドでそう結論付けるに至った。
これはこれで一つの収穫。
最初で最後の、西神戸への最短ルートライドになった。
(西神戸への道7 あえて避けていた最短ルート 了)
(おまけ)
その後、伊川谷で目的のカレーを食べて、西区~垂水区を適当にぐるりと走って帰宅。
ライド終盤、県道21号を辿って須磨離宮公園方面へと下っていくと、町の向こうに海が広がった。
何度も見ているはずの風景だが、なぜかちょっと感動。
せいぜい60km程度のライド。
しかし西神戸への走りにくいルートを乗り越え、さらには丘陵地帯でアップダウンの多い垂水内陸を経て戻ってきたので「ようやく帰りついた」感があった。
元はと言えば、自転車旅をあきらめての代替ライドであったが、これはこれで一種の「日帰り自転車旅」であったのかもしれない。
【まったり自転車】西神戸への道7 あえて避けていた最短ルート (全2回)~ 県道22号線&西神中央線 <乗り日:2020年10月30日(金)> |
Part1 : 県道22号線(板宿 → 総合運動公園) |
Part2 : 西神中央線(総合運動公園→西神中央) ★このページ★ |