ロードバイクのペダルを踏み踏み、はるばる高砂までやってきた。
カレーを食べるために。
高砂市街をぐるっとめぐって、目的のお店がある山陽電鉄高砂駅付近に、正午過ぎ到着。
これまで高砂駅を電車で通過したことはあるが、駅を外側から見るのは初めてだな。
市名駅だが、存外小さな駅舎。周辺も繁華な雰囲気とは無縁。駅前に、地味にロータリーが広がる。
周囲にはあまり飲食店も見当たらないが、本当にカレー店はここにあるのかな?キョロキョロ。
するとロータリーを挟んで駅と対面するあたりに、営業しているお店があるのに気づいた。
近づいてみると・・あった!ここだ!!
ドアをくぐると、カウンター、テーブル席合わせて10席余りのこじんまりとした店内。空いていたテーブル席につく。
メニューを見ると、カレーに副食がついたセットメニューがあるね。それにしよう。さらに200円プラスして、アイスコーヒーも。
カレーも種類があるが、王道のビーフカレーで行こう。辛さは3段階(甘口・中辛・辛口)から選べる。復路に向けて気合を入れるため、辛口を選択。
帰りのルートをスマホで調べつつ、待つことしばし。
まず、セットメニューに含まれるサラダ、皮ごと食べられるじゃがバター、そしてデミタスカップ入りのスープが、まるでコース料理の前菜のようにでてきた。
サラダを食べ進むうちに、カレーのお出まし。
おお~、ルーはカレーポットに入りだよ。久々に見た。
そして船皿に盛られたごはんはたっぷり。
「ごはんが足りない場合はおっしゃってください」的なことを言われたが、いや~、この量、一般的には十分大盛だよ。
広がるごはんの大地に向けて、迷わずルーを一気投下。その写真がこちら。
ほほっ、なかなかの迫力だ。セルフの福神漬けとラッキョウも併せて投入。
まず一口。意外と甘口だな・・と最初油断させて、いきなりバシッとスパイシーに手のひら返し。甘味のオブラートの裏に、辛味が息づいてる。
食べ続けると、ホットな後味がじわじわ来る。ううむ、本格的な辛口カレーだ。
ビーフは赤身の角切り。一つ一つが大き目で、しっかりと噛み応えのあるタイプ。それがいくつもルーの中に転がっている。
ときおりサラダをシャキシャキ、そしてポテトとポタージュスープを挟んで、味の変化を楽しめる。
なんともボリューミーなセット内容だが、なんのなんの、こちらは自転車を漕いで神戸まで帰るのだ。カロリーどすこい、どんとこい。
もちろん完食、そこからすかさずアイスコーヒー。
この内容で、1000円・・安くね?
いやあ、満腹、満足。来たかいがあった。