一泊二日で出かけた岐阜ポタの1日目。
岐阜城目指して金華山を歩いて登り、復路もまた徒歩で下ってきた。
普段山登りなど全くしないので、まあ、疲れた。
疲れたときは、当然カレーだろう。
そう考えた私は、自宅から持ってきた折りたたみ自転車に乗り、金華山を後にして、岐阜の街中を目指した。
到着したのは柳ケ瀬の商店街。
かつては名古屋からの訪問客も珍しくないほど殷賑を極めたという繁華街。
しかし、今では往時の面影は薄い。
平日の昼下がりということもあるだろうが、それほど人通りが多いわけでもない。
でも、そういう土地にこそ、個性豊かで美味しい飲食店が潜んでいたりするものだ。
まるでヨソ者の目を避けるかのように、ひっそりと。
今回訪れたカレー店もその例に漏れない。
事前にスマホでチェックし、Googleマップを頼りに当地に赴いたのだが、近辺をウロウロするもカレー店らしきお店が見当たらない。
そして、ようやく気付いた。1階のパン屋さんの横にある、細い階段に。
階段をのぼり、ドアを開けて中に入るなり「はい、出来たら持っていきます」と言われる。
「??」と思いつつも、とりあえず窓際席に腰を下ろす。
テーブル上の表記を見ると、ほう、メニューは「覚醒カシミール(脳みそスッキリ!チキンカレー)」と名づけられたメニュー1択らしい(ドリンクメニューもあるが、それらは別途カウンターに出向き注文する方式のようだ)。
窓から柳ケ瀬の通りを眺めつつ、待つことしばし。
到着したのが、こちらの一皿。
左端のカレーは、ゆで卵がまるごと入ったカレー。こいつはおいしそうだ。
センターのチキンカレーは、鷹の爪ぽいものが乗っているので、チョイ警戒(←カレー好きながら、あまりに辛いのは苦手なのだ)。
右端は大根のカレーあえ。これも食べ応えがありそうだ。
これらを、ナンではなく、ごはんで食べる。
玉子とチキンの組み合わせ、親子カレー? 具だけで、なかなかのボリューム感だ。
カレーは見た目通り、しっかり濃くてスパイシー。
(なお、警戒した唐辛子は、かじってみると、ほとんど辛くなく、香ばしい。甘唐辛子かな。)
フホフホ食べすすめる。
すると、山登り後の汗冷えした体が、次第にポカポカ暖かくなってきた。
メニュー名が謳うように、頭もシャキッとした気がした。