ツールケースが壊れた。
ボトルケージにスポット入る、例の円筒型のケース。そのファスナーが壊れて、開かなくなってしまった。
このツールケースは、背面の半ばで左右パーツがつながっており、それ以外の部分はファスナー止めする形になっている。
開ける際には、ファスナーのスライダーを、背面上部~上~前~底~背面下部と、いわば「C」の文字を描くように、半周回させる。するとパカッと左右に割れて中身が現れる。
ただ、上面や底面付近では、ファスナーの軌道がカクッと折れ曲がる形となっており、その部分からファスナーがダメになりそうだな・・とは購入当初から想像していた。
最近、開こうとすると、その折れ曲がり部分でスライダーがつっかえるようになり、ほどなく動作不可となった。
コイツを購入したのはロードバイクを購入後すぐであったと思う。ならば、すでに4年以上使ってきたはずだ。ファスナーがそろそろ寿命をむかえる頃合いなのだろう。
思えば、ツールケースには無理をさせてきた。
予備のタイヤチューブ、ミニポンプ&お助けチューブ、コンパクトツールの定番品のほか、小型のワイヤーロック、作業手袋(ごく薄いもの)を押し込んできた。
レジ袋が有料化してからは、ペラペラのトートバッグをさらに詰め込んだ。
するとツールケースはパンパンになり、横に広がり気味になってしまった。
しかしながら、膨れ上がったツールケースは、ボトルケージに隙間なくピッチリおさまり、イイ感じに安定した。
そのため、ツールケースに負担をかけていることは感じつつも、そのままで使い続けてきた。
それが多少寿命を早めたかもしれない。
さて、壊れたとはいえ、問題なのは開閉ファスナーの部分のみだ。
それ以外の部分はさほど劣化していない。風雨にさらされない内部なんて、キレイなもんだ。
こういう場合、悩む。
新たなものを買い求めるべきか。
それとも、なんとか工夫して使い続けるべきか。
さして高額なものでもないのだが、私は「使えるものは、なるべく限界まで使うべし」と考えるタイプの人間なので、どうにかして使い続けたい。
思えば、ツールケースは普段はボトルケージに差しっぱなしなので、ファスナー止めしなくても、勝手に開いてしまうことはない。
そう考えると、ファスナーが壊れて、困ることといえば、
(1)降雨時に、隙間から水が中に入る
(2)中のものが落下する危険性
以上2点に絞られる。
ただ、(1)については、雨天で走ることはほぼない。
(2)については内部ポケット等はしっかりしているので、各アイテムをその中に収納しておけば落っこちることはあるまい。
そう考えた私は、壊れた部分のファスナーをハサミでカットし、不要となったスライダーを取り外した。
そして、たまたまベルクロバンドが手元にあったので、ツールケースにぐるりと巻き付けて、開かないように補強した。
とりあえず、これで問題なかろう。
延命処置完了。
▼ 現在延命使用中 R250のツールケース。
▼ 他メーカーの品もたいてい1500~3000円程度か。
▼ こういう上蓋方式のほうが長持ちするかも。しかも、安いな・・