まったり巡行

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【まったり自転車】明石の海岸沿い、ひと夏のおもひで ~ カッタン・・カッタン・・ <乗り日:2022年8月13日(土)>

「そうだ、タイヤを替えたからだ」

 

お盆休み中のある朝のこと。ロードバイクで出発し、早々の陸橋の登りが妙にラクだった。

 

調子が良ければ機材を疑え。そこで、後輪に取り付けた新品タイヤに思い至った。おそらく、真新しいタイヤのグリップ力のメリットであろう。

 

その後も新品タイヤの恩恵は続く。真夏日ゆえ、ごく近場の短時間ライドにとどめるつもりが、調子が良いので、ついつい走り続ける。

 

須磨から国道2号を西に進み、魚住の先まで来てしまった。

 

おっと、午後から降水確率が高かったので、そろそろ引き返さないと。

 

復路に就く前に、魚住の町をぐるっと流す。すると、海辺の公園に出た。

 

後で調べたところ、その公園の名前は「西岡海浜公園」。
もうちょい空がスッキリ晴れてれば、景色良さそうだ。

 

そして、その公園付近から海岸に沿う形で、遊歩道・サイクリングロードと思しき道路が伸びているのを見つけた。

 

へえ~、明石のサイクリングロードって、この辺まで伸びていたのか。

 

以前部分的に走ったことはあるが、そういえば、このサイクリングロード、全貌を知らない。もしかしたら、ここが西の起点かな?

 

これも一つの機会だ。明石までの復路は、この道を伝って行こう。海辺の道へと、ペダルを踏み込んだ。

 

海浜公園に沿う形で、サイクリングロードがスタート。


さて、このサイクリングロード、走り始めて、ほどなく長所と短所に気がついた。

 

長所1:景色が良い。

 

たまに一般道が挟まるが、それを除けばずっ~と海沿いだ。解放感のある景色が堪能できる。

 

長所2:信号がない。

 

遊歩道を兼ねているので、スピード出すわけにはいかない。しかし、信号ストップもないので、順調に距離が稼げる。

 

長所3:車が入ってこない。

 

ちょこちょこ挟まる一般道区間を除けば、車に気を遣う必要がない。安心、安全。

 

 

短所はただ1点、路面の状態。

 

けっこうな頻度で、路面を真横に横切るヒビ割れが現れる。

 

ロードの高圧細タイヤで走ると、カッタン・・カッタン・・カッタン・・インターバルを挟んだ振動が終始続く。

 

小さな振動とはいえ、これが延々、えんえん、エンエン続くと、じわじわと肩・首・頭にダメージが来る。

 

そのため、途中からは、腰をサドルから浮かせ気味で走ることに。

 

この道、ロードで走るには向いていないな。

 

もうちょいタイヤの太い自転車なら気持ちよく走れそうだが。

 

 

サイクリングロードをしばし進むと、瓦を積み上げた断崖の奇景発見! そういえば、海向かいの淡路島は、瓦の名産地だとか。それと何か関係あるのだろうか。

 

景色は良いのだが、やっぱり路面のひび割れによる「カッタン・・カッタン・・」が、どうにも気になる。

 

ところどころ一般道が挟まる。カッタンがないので、ちょっとホッとする。

 

明石は海沿いの町ゆえ、海岸公園・海水浴場が多数存在。一般道をしばし進むと、次の「江井島海岸」に達する。

自歩道、そしてこの遊歩道のような道を進むと、次のサイクリングロードに接続する。

景色はよいのだが、依然、路面のひび割れが、なんとも。
カッタン・・カッタン・・

海沿いサイクリングロードは時々河口にさえぎられる。そんな時はちょい内陸に進むと必ず橋がある。橋を渡り、再び海岸に戻ってくると、サイクリングロードはしれっと続いている。

 

この先、サイクリングロードは行き止まり。その手前の短い坂を上がって・・

 

一般道をしばし進むと、海岸への坂が現れる。すると、そこには何事もなかったかのように、サイクリングロードは続いている。

 

そしてゴール。林崎海水浴場の一画が、ちょっとした公園広場のようになっている。ここがサイクリングロード東の起点と言ってよかろう

 

(ちなみに、上記ゴールからさらに東に進むと、明石川の河口付近に再び遊歩道が現れる。ただし、やや離れており、道路の接続具合もあまりよくないので、今回は割愛。)

 

 

 

明石市は海沿いに広がるので、多くの海浜公園・海水浴場を擁し、サイクリングロードがそれらをつないでいる感じだナ。

 

また、市街が海のすぐそばまで広がっているので、単なるレジャー用道路ではなく、付近住民の生活道路も兼ねているように見えた。

 

全長約10km。なかなか面白い形態のサイクリングロードであった。

 

あの「カッタン」さえなければ、何度でも利用したいところだが・・・