自転車で西神方面に行く場合、通常、明石経由で向かうことが多い。
須磨エリアから海岸沿いの国道2号、そして明石から北上。お決まりのコース。
内陸を行くよりも距離は長くなるが、なんといっても道が走りやすい。しかも、全般ほぼ平たんだし、海岸沿いを走れるのも良い。
ただ、その日はホームセンターに立ち寄りたかったため、復路は西神中央から、地下鉄沿いにニュータウンを結ぶ市道「西神中央線」経由で、西神南駅前のカインズへと向かった。
そうなると、自然と西神中央線をつたい、内陸経由で帰ることになる。
ただ、西神中央線は以前このブログでも書いたように、走りやすさに関してはところどころ微妙な部分がある。特に伊川谷のトンネルが難所だ。
私は基本的に「安全」と思えるトンネル以外は、歩道での自転車を押し歩きで通過することにしている。
車道・路側帯が危険でも、歩道がいわゆる「自歩道」で、安全に走れる幅があれば、自転車に乗ったまま歩道徐行で進めばよいが、残念ながらそういう親切なトンネルはあまりない。
伊川谷のトンネルもそう。これまで歩道押し歩きで通過してきた。
「押し歩きは面倒だな~」と思いながら伊川谷のトンネルに近づいて行ったところ、フト、えらく地味な脇道表示が目に入った。
ん?なんだこれ。
ひょっとしたらトンネルの上を通過する道があるのか?
これまで気にしたことが無かったが、その表示にしたがって、脇道に折れてみた。
すると、ちょっとした上り坂へと続いていた。おっ、これはトンネルを上に避けることができるな。
ただ、まあまあパンチの効いた坂だな・・
坂の途中で振り返ると、西神方面の風景が一望できた。
そして、坂を登りきると、そこには農村風景が広がっていた。
へえ~、こんなところに村があったんだね~。
西神中央の実家からそう遠くなく、これまで、地下鉄や車、自転車で幾度となく下のトンネルを通過してきたわけだが、この村の存在は全く知らなかった。
さて、スマホを頼りに、トンネルの反対側へ下るルートを探る。
ややルート的にクセがあるな。スマホがないと道迷いしたと思う。
こういう小さな地元の新発見があるのも自転車の魅力といえる。