まったり巡行

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【神戸カレー】Hygeia(ハイジア) 【神戸HAT】<食べ日:2022年9月29日(木)>

毎年、この時期に胃カメラの検診を受けるようにしている。

 

検診の前日は、夜8時までに晩飯を終えて、当日は検診が終わるまで絶食。

 

年一回、恒例のハラヘリ案件だ。

 

 


さて検診当日。麻酔でコテッと意識を失う。

 

目覚めた後は、意識はややフワフワしながらも、しっかりハラは減っている。

 

こういう時は、カレーを食べて、意識と胃袋にカツを入れる必要がある。

 

そういうわけで、ここはひとつ、カツカレーだ。

 

 


検診を受けたクリニックの近くでカツカレーを探したところ、「神戸HAT」と称される、ウォーターフロント新都心エリアのお店が目に付いた。

 

さっそく訪なうと、政府・公共機関系の近代的なビルが建ち並ぶ一画に、ひっそりとそのお店は佇んでいた。

 

WHOの研究機関などが入る「国際健康開発センタービル」の一階。外観にするっと溶け込んでおり、全く目立たない。

 

お昼時だというのに、ノボリ等のアピールもなく、商売っ気が感じられない。

 

おそらく、主にこのビル内に務める職員、関係者向けの食堂的なお店なのだろう。

 

入口の券売機でカツカレーの食券を購入。

 

飾りっけのない店内。スッキリ整然並んでいるテーブルのひとつに腰掛ける。

 

近くにセルフサービスのコーヒー機がある。ほう、無料サービスか。さっそくゲット。

 

そうこうするうちに、カレーはやってきた。

 

皿、でかっ!長っ!

 

神戸だけに、船をイメージしたお皿、ということだろうか。

 

窓のように並んだカツの配置もあいまって、いっそう船っぽく見える。

 

さらに特筆すべきは、おさらの端に盛られたキャベツの千切りサラダ。

 

キャベツの千切りを一つのお皿に併せ盛るこのスタイルは・・金沢カレーではないか!

 

さっそくスプーンでカレーを一口。

 

ルーはぐっと落ち着いた味わい。そして、濃い。このあたりも金沢カレー風に思える。

 

意図して金沢要素を取り入れているのか不明だが、これはうれしい驚き。

 

カツと、千切りを一緒一緒くたに、わしわしとほおばる。

 

食べるたびに、気を失っていた胃袋に、ガツンとカツ。

 

さらに、食後のコーヒーで、完全に意識も完全にお目覚め。

 

 

それにしても、意外なところに、意外なカレーが潜んでいるものだ。