毎年恒例、1月3日に年始の初ライドに出かけることにした。
元旦、二日と自宅に籠りグータラしていたので、ちょっと長目の距離を走るとしよう。
ただし、冬場に入って以降ヒザの調子があまりよくないので、坂登りは避けて、極力平坦で。
考えた末導き出したのは、三木~小野~加古川の東播磨をぐるっと巡って帰ってくるルート。距離にして100㎞余り。
さて当日朝、グータラ癖が抜けず、やや出遅れ。
食パン一枚だけ食べて、自宅からロードバイクを持ち出したのが、朝9時半ごろ。
ま、平坦続きだし、三賀日は交通量も少ないので、明るいうちに十分帰ってこれるだろう。
そう考えてまずは国道2号(ニコク)に乗って明石を目指す。
明石からは県道62号に乗って北上、西神ニュータウンを巻くように進み、押部谷の田園地帯を経て、神戸電鉄(神鉄)沿線の緑ヶ丘に出た。駅前のコンビニでブラックコーヒーとスイーツを購入して小休止。
そこから緑ヶ丘の街を北上し、県道85号経由で三木に到達。
そのまま三木市街を通過したところで、フト未走の旧幹線道的な道(県道23号)に入ってしまった。神鉄沿いに山中を通るこの道、あまり走りやすくはない。しかもダラ登り。しまった、こんなところで登りに出くわしてしまうとは。
気になるヒザに負担をかけないよう、ギアを軽くして、ユルユル通過。ダラ坂クリア。あとは小野の街に向かって道なりに下っていけばいい。
幅員狭め、路側帯・車道外側線が安定しない道が続くが、三賀日ならではの交通量の少なさに助けられ、それなりにスムースに走行。
さて、昼飯どうしよう。
小野にはおいしいセルフうどん屋があるが、新年間もない1月3日に営業しているだろうか?
ダメ元でスマホで調べたところ、公式サイトにて元旦を除き年中無休を謳っているのを発見。てことは、今日は営業中!? これはラッキー。
小野駅から少々戻る形で、そのうどん屋に寄り、カレーうどんを食べる。うまい。うまい。今年の初カレーにふさわしい。詳細は別途記事にまとめよう。
うどん屋を出てからは、加古川に沿って少し南下。加古川の支流、美嚢川を渡る「美の川橋」という短い橋を渡る。
さて、ここからが本日のライドのメインイベント。
美の川橋から加古川に沿って南下する県道18号線。これは前々から走りたかったルートだ。
一気に加古川市の街へと抜けられる貴重な経路であり、さらには雄大な一級河川の景色を右手に眺めつつ走れるシチュエーションも魅力的だ。
ただ、この道路、普段はちょいとキケン道なのだ。
幅員狭めの、片側1車線道路。センターラインはオレンジ。
なにより、路側帯が見るからに狭い。
まあ、それだけであれば、似たような道路をあちこちで走ってきた。ただ、この18号は小野→加古川への大動脈なため、交通が集中し、普段は大型車の通行が非常に多い。
過去三度ほどこの地を訪れ、そのまま18号へと進むか否かの判断を迫られた。しかし、うなりをあげてゴンゴン通り過ぎるトラックやダンプに恐れをなし、その都度あきらめて別ルートへと進んだ。
安全こそが最優先、過去のチョイスは間違っていなかったと思う。
しかし三賀日とあれば、話は別。大型車はほぼ走っていないはず。この機会を狙って、本日この地を再訪した次第。
さて、美の川橋を通過したところにある交差点が青になったところで、いざ初トライ。
美の川橋から見える範囲のみならず、先に進んでも路側帯は概ね狭い。ハンドル幅の半分くらいしか無い区間もしばしば。
さらには、土手上の道路のため、狭い路側帯の左側は、崖を思わせる急斜面になっている区間もある。
万が一にでも左にゾーンオーバーしてしまうと、斜面を転げ落ちてしまうぞ・・・慎重に走らねば。
この状況で、大型車が横をゴンゴン通っていたら、その圧で相当怖いはずだ。
しかし、この日は目論見通り、大型車がほとんど走っていない。なんとか行けそうだ。
車が途切れているうちは、路側帯の右寄りに出て、ぐいぐいペダルを踏んで距離を稼ぐ。
背後からの車の接近を音で察知すれば、左端に寄せつつ、ペダリングを停止し、フリー走行に移りスピードダウン。それが「お先にどうぞ」的な意思表示となるので、車もスムースに追い越してくれる。
そのパターンを繰り返し、気を付けて進む。
道路周りの景色は良いのだが、余裕をもって楽しむことができない。
しかも河口が近づくにつれ、横からの風も強くなってきた。
神経を使いつつ走り、気疲れを感じはじめたところで、加古川市の市街へと向かう分岐路が現れた。ま、河口まで行くこともなかろうと考えて、ここで河川沿い18号とはおさらば。
これまで避けてきた難ルート(?)を走れたことに満足を感じつつ、加古川の街を北から南に抜けて、明姫幹線(国道250号)に至る。
その後は、明姫幹線をひたすら東進して西明石に出る。そこからはおなじみニコクに乗り換え、17時前にゴール(自宅到着)。
トータル100km余りの新年ライド。トラブルもなく、全般スムースに走れた。
今年の自転車生活は、幸先良さそうだ。