まったり巡行

自転車もカレーも投資も、まったり、ゆったり。

【立ち寄りカレー】カレーの東インド商店【高砂】<食べ日:2023年1月21日(土)>

西明石から姫路方面を目指し、国道250号、通称「明姫グリーンロード」を折りたたみ自転車で進む。

 

天気予報によれば、この週末以降に最強寒波が襲来するという話であったが、今日は晴れて良かった・・

 

そう思いながら、ゆるゆるペダルを踏んでいると、雲行きがあやしくなってきた。

 

「突如空かき曇り」という言葉そのままに、急激にあたりが薄暗くなり、小雨パラパラ。そのうち細かい粉雪も混じり始めた。

 

本格到来を前にして、最強寒波が軽くジャブを放ってきたか。

 

服装的に防寒対策はしっかりしてきたが、雨と雪は想定外だったな。

 

加古川を渡って高砂市に入ったところで、ちょうどお昼時。

 

ハラも減ったし、一旦ランチタイムにして、天気の推移をしばらく見守ろう。

 

そこで、前から気になっていた高砂にあるカレー店を目指すことにした。

 

そのお店は「カレーの東インド商店」というちょっと変わった名前。明姫グリーンロードから少し南下したところにある。

 

市街地をゆるゆる走り、スマホを頼りにお店を探す。しかし見つからない。

 

しばらくあたりをぐるぐる走り、やっと見つけた。

 

ここか~。ぱっと見白いのれんしか見えないので、気づかずに前を通り過ぎてしまった。

 

前面板張りのファサード。和の要素を感じさせつつも、大胆でモダン。

 

すみっこに「カレーとコーヒー」とのみひっそり書かれた白のれんをくぐって入店。

 

うう、あったかい~。

 

曇る眼鏡をふきふき眺めたお店の中は、テーブル席とカウンター席、併せて10席そこそこだろうか。

 

床には火鉢を思わせる円形コンロがおかれ、その上にはやかんがちょこんと置かれている。

 

レトロだがスッキリ洗練された雰囲気、木のぬくもりを感じさせる内装。

 

音の良いスピーカーからはゆったりとジャズが流れる。

 

お店が一つの世界を形作っている感じ。

 

こういう「世界観カレー」好きだな。

 

メニュー筆頭の「定番のチキンカレー」に、サラダとコーヒーのセットを加えて注文。

 

最初は空いていた店内だが、カレーを待つうちに、テイクアウト含め、客がとつとつ訪れる。駅から離れたエリアだが、おそらく地元で知る人ぞ知る人気店なのだろうな。

 

そんなことを推察している中、カレーが到着。

 

カレーのお皿、お冷のカップ、スプーン入れ、いずれも銀色のコーディネート。

 

色とりどりのサラダ。銀色の長皿に黄色いごはんがまるく盛られたカレー。

 

一般的なチキンカレーと異なり、骨付きのチキンがきっぱり一つだけ。ゴロンとルーの中に転がっている。

 

ひとまず、カレーを一口。

 

スパイスを感じさせつつも、そこまで辛くはない。

 

お店の雰囲気と同じく、シンプルで洗練された味。

 

しかし、どこか懐かしさを感じる味。

 

チキンの肉を骨からはがし、具にして食べる。

 

合間に食べるサラダは、フレンチドレッシング系のサッパリしたあじわい。

 

全般、余計なものを省いたシンプルさが潔く、そして心地よい。

 

フレンチパピロが添えられた、食後のコーヒー。

 

食べ終えて、ほっこり。

 

体もあたたまったところで、入口のガラス戸越しに外を見る。

 

雪はやんで、晴れ間が差し始めた。