まったり巡行

自転車もカレーも投資も、まったり、ゆったり。

【まったり自転車】晴れたら吉日! 播磨方面ぐるっとライド 後編(福崎町 → 宍粟市 → JR網干駅) ~ パンクも旅の味わい <乗り日:2023年5月4日(木)>

福崎町にて、大盛カレーをたべてエネルギー充填(カレーについては、改めてレポ記事を書こう)。

 

さて、再出発だ。

 

本当はもうちょっとお店でゆっくりしていたかったが、そうも言ってられない。

 

今から目指す宍粟(しそう)市は、鉄道路線が通っていない。そのため、疲れが出たり、トラブル等に見舞われても、輪行エスケープができない。こういう場合、時間に余裕をもって到達するのが鉄則。

 

ふたたびロードバイクにまたがり、県道23号に乗り、一路西を目指す。

 

福崎町から宍粟市まではせいぜい20㎞あまり。余裕だろうと高をくくっていたが、実際に走ると、丘越え連発。山中のダラ丘を登っては下るの繰り返しが続く。

 

正午ごろになると気温も上昇、暑い。体力がじわじわ奪われていく。

 

山間の道なので、道路状況はさほど走りやすくはない。ただ、幸い自歩道が整備されている区間が多く、さらに人影皆無のため、登りでは適宜そちらを利用させてもらう。

 

丘を一つ越え、二つ目の丘の頂上付近であったろうか、緑の塀が続く場所があった。風景として面白いので、立ち止まって写真撮影。

 

 フェンウェイパークグリーンモンスターを思わせる(?)長大な緑の壁。何かの工場かな?

 

そして走行再開したその際、自転車の車輪に金物の破片が絡まったようで「ガラガララン!」と騒がしい音がした。工場近辺なので、金物のゴミが落ちていてもおかしくはない。一瞬のことゆえ、そのまま気にせず走り去ったが、ちょっとイヤな予感がした。

 

そしてしばらく車輪を進めていると、突然ハンドル操作に違和感を感じた。イヤな予感が確信へと変わる。

 

そこでタイヤをチェックすると・・・ああ~、後輪にパンク神降臨だよ~~。

 

タイヤが若干プニプニしている。多分、先ほどの金属片がタイヤを突き破ったのだろうな。

 

しかたがないので、自歩道が広くなっている場所まで自転車を押し歩き。

 

そして、日差し降り注ぐ中、タイヤチューブをゴニョゴニョと交換。大き目の携帯ポンプを持ってきていたので、多少作業は楽だったかな。

 

まあ、後でライドを思い返した際、パンク修理の際、焦りの感情とともに眺めた周囲の風景は、なぜかしっかり記憶に残っていたりする。ちょっとしたトラブルは、ライドのスパイス的要素・・と言えなくもない。

 

そんな時間ロスをはさみつつ、ふたたび丘を越えて、ようやく宍粟市に到着。

 

 

4つ目のダラ丘を越えて、ようやく宍粟市入り。

 

市境にあったけいふん(鶏糞?肥料かな)無人販売所。注意書きがなんか怖い。ライド中にフト目にする、こういう奇妙な風景って、旅の記憶としてしっかり残る。

 

そうめん「揖保乃糸」の産地名で知られる揖保川。川を渡れば宍粟市の中心街だ。

 

個人的に「鉄道の駅がない町」というものに興味がある。そして宍粟市はまさにそのパターンの町だ。

 

山に囲まれた盆地にたたずむ、歴史ある小さな町。

 

鉄道駅を中心とする都市部の町と異なり、よそ者には町全体のレイアウトが把握しづらい。

 

しかし、町付近からは大型スーパーであるイオンの看板が否が応でも目に付き、現在ではそこが町の中心になっていることがうかがい知れる。

 

そこでとりあえず、イオンを目指す。

 

駐輪場にロードを停め、トイレ休憩のためイオンに入店。帰りは輪行の予定なので、電車内で読むための新書をイオン内の書店で購入。

 

さらには、フードコートで「コーヒーフロート」を食べる。これがなかなかにウマかった。

 

フードコートの大きな窓からは、緑の山々と青空が見える。自然豊かな落ち着いた町だな。

 

もうちょっと風景を眺めつつ、くつろぎたかったが、この時点ですでに14時頃。先を急がねば。

 

ふたたびロードに乗って、今度は南を目指す。とりあえず揖保川に沿って南下していけば、いずれはJRの山陽本線に行き当たるはずだ

 

そう考え、町を抜けようとしたが、宍粟市街は道が複雑。住宅街を右往左往するも、なかなか町を抜け出せない。

 

結局、来た道をたどって、ひとまず宍粟市の中心街を脱出。

 

そこからは幹線道をさぐりあて、後はひたすら揖保川近辺の道路を南へと向かうのみ。

 

道路は狭目で、交通量はそこそこ多い。しばらくは自歩道もないので、後ろからくる車に注意しながら走る。

 

播磨新宮市に入ったころから、次第に風景は市街化していき、交通量も増えてきた。

 

道路事情と安全性を考え、播磨新宮市あたりからは、無理せず自歩道に乗って徐行。ママチャリ以下のスピードで、ゆ~るゆる進む。

 

竜野市の中心街を通過し、山陽自動車道の高架をくぐり、ついで新幹線の高架をくぐる。もうそろそろ山陽本線に沿線エリアに出るかな。

 

スマホを取り出し、位置をチェック。そして最寄りのJR網干駅に乗り付けた。ここが今回ライドのゴールだ。

 

本日のゴール JR網干駅。新快速の始発駅として知られる。この後、輪行袋を担いで、網干始発の新快速で帰途についた。

 

100㎞ちょいは走ったはず。アップダウンもあったので、感覚的にはそれ以上に体力使った気分。

 

久々に長い距離を自転車で走れたし、見知らぬ町を訪れることができたし、満足満足。

 

ゴールデンウィーク前には「連休ベッタリ雨予想」にゲンナリしていが、晴れてくれて本当によかった。

 

天気予報の大外れに感謝!

 

(了)

 

 

【まったり自転車】晴れたら吉日! 播磨方面ぐるっとライド (全2回) <乗り日:2023年5月4日(木)>
前編: (西神中央 → 福崎町) ~ 自転車道に救われる
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