まったり巡行

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【まったり自転車】緑ヶ丘ローザンヌのパンを求めて ~ 気温35℃越えはヤバい <乗り日:2024年8月3日(土)>

天気予報によると、日中の最高気温は35℃。

 

そんな日に、神戸電鉄神鉄)沿線の緑ヶ丘までロードバイクで出かけることにした。

 

 


緑ヶ丘は、幼少期~高校時分まで実家のあった場所。いわば故郷の町だ。

 

その緑ヶ丘にある、かつて馴染みであったパン屋さんが、今年8月いっぱいで店をたたむという情報をキャッチ。

 

子供の頃は、その店でピロシキとコーヒー牛乳を母に買ってもらうのが楽しみであった。

 

閉店前に、あのピロシキをもう一度食べねば・・そういう思いから、出かけることにした次第。

 

ついでに、西神中央付近に住む家族へちょっとした届け物をする用事もあったので、須磨(自宅)~明石経由~西神中央~緑ヶ丘のルートを設定した。GoogleMapによれば、片道約33㎞。

 

暑さが少々気になるが、先週末も70㎞近くロードで走ったので、イケるでしょ! そう軽く考えて、朝8時半過ぎに走行開始。


まずは国道2号を西へ。海岸沿いの道のため、日差しは強い。

 

しかし、こちらも日焼け対策は万全。夏用ロングスリーブに、同じく夏用の指先まである自転車用グローブ。顔面は布のフェイスガードで覆っている。

 

それらの装備に守られ、当初はごく快調。脚もよく回っている気がする。

 

明石付近で県道52号に乗り換え、北進。そして、もうじき西神中央というところで・・体調の異変を感じた。

 

なんと、突然バテてしまったのだ。

 

まだ20㎞ぐらいしか走っていないのに。そんなこと、ありえるのか・・?

 

そこでハタと気づいた。これは暑さの影響ではないか、と。

 

確かに先週末も暑かった。しかし、日中の最高気温はたしか33℃であった。今日は35℃。この2℃の差は、思いのほか影響大きいのかもしれない。

 

ひとまず日陰に移動して、しばし休憩。

 

その後もチョコチョコと休憩を繰り返しながら、車輪を進める。本来であれば、一気に駆け抜けるはずの距離なのに・・ちょっと残念な感じ。

 

途中でお店に寄り、ドリンクとともに、パック式の氷菓も購入。アイスの類は体の温度を下げるので、熱中症対策の一助になるはず。

 

この「クーリッシュ」というアイスは、手軽に食べられるので便利。

 

西神中央での届け物を済ませ、やはり小休止を挟みつつ、車輪を転がし、緑ヶ丘の町に入る。

 

そして、午前11時半ごろに、目的のパン屋さん「ローザンヌ」に到着。昼飯にはちょうど良い時間だ。

 

8月末で閉店する「ローザンヌ」。入っているビルは、老朽化からテナントが順次退出している状況。これを機に閉店に踏み切った模様。

 

▼ この記事を書いている時点での、Goolgeレビューは★4.5! 地元で長らく愛され、惜しまれつつも近日閉店。

 

お店に入る。こじんまりとした店内。ピロシキを探す。しかし、見当たらない。お店の方に尋ねてみると「今日はもう売り切れた」とのこと。んあ~、残念。

 

そうこうするうちに、次から次へと客が入ってくる。とりいそぎ、ピロシキと並ぶお店の看板商品、あんフライ(あんドーナツ)とカレーパン、紙パックコーヒーを購入してお店を出る。

 

緑ヶ丘の町をロードでくるっと回り、とある公園に木陰になったベンチを見つけ、そこでパンを食べることにした。

 

個包装のビニールをあけると漂う、やさしい揚げパンの香り。そうそう、これこそ子供の頃に慣れ親しんだ、ローザンヌの香り。懐かしい。

 

懐かしいパンを、故郷の町で食べる。そんな真夏の休日。

 

まずはカレーパンから食べることに。ふんわり揚がったパンに、一見定番的なねっとりのカレー餡。しかし、食べ進めると、ガツンとスパイシー!! 猛暑日にふさわしい、本格辛口カレーだ。

 

次いで食べたアンフライが、いっそう甘味ゆたかに感じた。

 

そのまま公園のベンチでしばしくつろぎ、ふたたびロードにまたがる。

 

日中の気温を考慮して、体調次第では、緑ヶ丘からは輪行で帰ることも考えていた。しかしローザンヌのパンでエネルギー充填、もう少し走りたくなった。

 

そこで、復路ルートを検討。しばらく神鉄沿線を上り方向に走り、体調的に問題なければ、木津から沿線を離れ、多井畑に出て、白川峠を越える形の自走で帰宅しよう・・そう考えた。

 

しかし、走るうちに、照り付ける日光に体力を奪われ、木津に達したところでたまらずコンビニにピットイン。フローズンドリンク(半分凍らせた状態のペットボトル飲料)を購入。

 

路面から吹き付ける熱風、強烈な直射日光、そしてこの木津のダラ坂に、残っていた体力を根こそぎ奪われた。

 

コンビニの外の日陰で、フローズンドリンクを飲みながら考えた。

 

走ればすぐにオーバーヒート気味になる今の体調・体力で、白川峠越えられるか?

 

う~ん

 

きびしい。

 

無理して熱中症になってもいかんし。

 

結局、これ以上の走行はあきらめ、神鉄の木津駅から輪行で帰ってきた。

 

歩道橋で自転車を押し歩き、駅舎に向かう。この後、駅舎の日陰で輪行パッキングを行った。

 

今回走ったルートであれば、気候さえよければ、休憩はほとんど考えなくて往復走れるだろう。しかし、気温が30度台後半になってくると、話は全く別。

 

35℃を超えると、通常の倍以上に体力を消耗することを実感。

 

暑さが和らぐまでは、短い距離のライドに留めておこう。