まったり巡行

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【立ち寄りカレー】薩摩しろくま茶家 もぜか【西明石】<食べ日:2024年11月23日(土)>

折りたたみ自転車のプチ輪行で、やってきたのは西明石

 

それにしても、このところ気温が急に下がった。輪行袋を担いで駅舎から出ると、ブルっと震えた。

 

時刻は12時半。昼飯はまだ。

 

すきっ腹だと、寒さが余計に身に染みる。ここはスパイシーなカレーで身も心も温めたいところ。スマホを取り出し、GoogleMapで近くのカレーを探す。

 

西明石はそれほど大きな町ではなく、カレー専門店がそうたくさんあるわけではない。そして、それら専門店は、たいてい訪問済みだ。

 

そんな中で、未だ見ぬカレーは、ありや、なしや。

 

専門店以外に検索範囲を広げて調べると、気になるカレーがヒットした。

 

JR西明石駅の北側、交差点を渡った先。薩摩料理のお店があり、そこがランチメニューとして「あご肉カレー」というものを提供しているらしい。これは気になる。よし、今日のランチはあご肉カレーできまりだ。

 

折りたたみ自転車をちょいと走らせて、GoogleMapのピンが指し示す場所を目指す。

 

そして、到着したお店がこちら「薩摩しろくま茶家 もぜか」。

 

ただ、お店の前に来たものの、ドアはぴったりと閉じられ、店内は見えず、「営業中」を示す札などもでていない。もしかして、今日はお休みなのかな?確かに、今日は祝日だし・・

 

えっ?今日は休業なのかな。営業感皆無。まるで来るものを拒む砦のような外観だ。

 

そう思いつつも、一応お店の横の隙間に自転車の頭を突っ込むように駐輪し、一縷の望みをかけて、ドアの取っ手に手を伸ばす。

 

はたして、ドアは開かれ、営業中であることが確認できた。よかった~。

 

それにしても商売っ気のないお店だ。

 

店内のカウンターには、酒瓶がずらりとならぶ。夜の居酒屋が本業で、ランチ営業はついで的な位置づけなのかな?

 

そして、お店はおかみさんが一人で切り盛りされているようで、それも集客アピール抑え目の要因かもしれない。

 

あご肉カレーのセットを注文。カレー単品でも注文できるが、セットだと、サラダ、みそ汁か玉子スープ、ドリンクがつくという。この内容で1100円はお得だ。

 

カウンター内で調理がはじまり、待つこと10分ほど。到着したあご肉カレーのセットがこちら。

 

五穀米にかかった、とろみありげなカレーが、実にウマそうだ。

 

別皿に盛られたつけあわせの福神漬けとラッキョウをカレーに投下し、食べ始める。

 

おお、味、ガツンと濃いめ。

 

甘辛系のカレーではあるが、ガーリックのパンチが効いており、インパクト十分。

 

そして、薩摩は姶良市名物というあご肉(ポークの希少部位)を食べてみる。しっかりと噛み応え、存在感のある肉だ。濃い味のルーによくマッチしている。

 

濃厚なカレーの合間に食べるフレンチドレッシングのサラダが良いアクセント。

 

そして玉子スープ。ふんわりとかれた卵が、スープの中いっぱいに広がっている。ウマい。冷えた体をぽかぽか温めてくれる。

 

そして、すべて平らげた後に供された食後のホットコーヒー。

 

陶器のスプーンがかわいい。カレーのお皿でも感じたが、器にこだわりのあるお店のようだ。

アルファベットチョコがふたつ付いてきたぞ。

 

濃厚カレーの後だけに、チョコの甘味が一層強く感じられた。

 

そして、あったかい〆のコーヒーを飲み干す。完璧な流れだ。

 

ぽかぽかあったまった体でお店を後にし、寒さいや増す晩秋の空気の中へと、自転車をこぎだした。