ちょっとした用事があり、電車に乗って、昔住んでた武庫之荘の町にやってきた。
用事はすぐに終わった。
いつもならここでシェア自転車を借りて、付近をポタすることが多い。
しかし今日は、歩きで西宮北口に向かった。
とある本を探したく、大型書店に寄りたい。西北(にしきた。西宮北口の略称)にジュンク堂があるのを思い出し、一駅だけなので、徒歩でブラブラ向かうことにした。
住宅地の中の、なんでもない小さな公園。その片隅にポツンとさくらが咲いている。
ああ、今年も春が来たな・・
思えば、今年は冬から春への三寒四温が激しすぎた。
時期外れの雪が降ったかと思えば、いきなり夏日が来たり。
近年は「春がなくなった」「冬からいきなり夏になる」とよく言われるが、それを体現するような季節の移り変わりであった。
でも今日は、暑からず、寒からず。桜も咲いている。貴重な春の日だ。
今はただ、この短い春を、歩きながら感じよう。
そんなことを考えつつゆるゆる進み、西北到着。阪急の駅の北側にある商業施設、ACTA(アクタ)に入る。この上層階にジュンク堂はある。
飲食店街になっている1階の通路を歩いていると、フト「カレーライス」と書かれた黄色いのぼりが目に留まった。
あれ、こんなカレー店、あったっけ。

時刻は11時過ぎ。昼飯には少々早い。ガラス戸越しに店内を見ると、空いている感じ。
ジュンク堂の後に寄ろうかとも考えたが、それだとランチタイムにかかり、混んでしまうかもしれない。今、食べてしまおう・・そう考え、店内に入る。
店内は隣との仕切りのついたカウンター席と、若干テーブル席がある程度。カウンターの端席に座る。
目の前の壁にはメニューPOPが貼られている。最安は「オリジナルカレー」650円。プレーンカレーだろうな。
メニュー中で「数量限定」と書かれていた「揚げ野菜カレー」が目に付いた。こちらは800円。
辛口と中辛から選べるようになっているが、初見だとどの程度辛いかわからない。無難に中辛で揚げ野菜カレー注文。
最初に小皿のミニサラダが供されたが、手を付けずに待つことしばし。やってきたカレーがこちら。

真っ白なお皿の真中にごはんの小山があり、ルーが全体を覆っている。そして、小山を取り囲むように、太目にスライスされた野菜の素揚げが乗っている。
ナスに、サツマイモに、パプリカにカボチャ。これだけの野菜が乗っていて800円か。なかなかコスパいいじゃないか。
そして食べ始める。
カレーは「中辛」と謳っているが、完全に甘口。そしてかなりあっさりしている。
でも、それが意外と野菜にあう。
主張控え目のルーをまとった、サツマイモとカボチャは、そのほんのりした甘さがダイレクトに感じられる。
ナスのにゅるんとした舌ざわりもおいしい。
パプリカのかすかな苦みは、付け合わせの役割を担っている感じ。
西北らしい、ちょっと上品な感じのする味わいであった。