3連休中日。
参院選の投票日だが、とっくに期日前投票済み。あわよくば連休を利用して自転車旅行に・・と思って投票を済ませたのだが、こうも暑い日続きだと、「旅行」が「苦行」になってしまいそうだ。そう思い直し、旅行は見送った。
とはいえ、自転車に乗りたい気持ちはある。そこで、近場の気になる町へとプチ輪行で出かけて、ポタることにした。
目指すは、神戸電鉄(神鉄)粟生線沿線の栄駅~木幡駅あたりに広がる、昭和のニュータウン「桜が丘」。
その昔、私は高校時代、神鉄粟生線で緑ヶ丘駅から長田駅まで通学していた。その最中に車窓から見える、なだらかな丘沿いに広がる桜が丘の住宅地がいつも気になっていた。
気になってはいたが・・桜が丘に特段用事が生じることもなく、ほぼ訪れることのないまま、ひたすら時は流れた。
今日、この機会に、折りたたみ自転車カラクルで、桜が丘の町中を走ってみるか・・そう思い立った。
さて、神戸のニュータウンといえば、市営地下鉄沿線の名谷~西神中央間に広がる町々が有名だ。しかし、桜が丘はそれより古い世代。地下鉄が影も形もないころに開発されたニュータウンだ。
なお、先ほどは桜が丘を「神鉄沿線」と書いたが、正確には少々異なる。鉄道路線や駅付近は牧歌的な農村風だが、そこからしばらく南に進み、川を渡ったところからニュータウンがはじまる。そのため「ニュータウンなのに、最寄駅からはちょっと遠い」という微妙なロケーションとなっている。
ちなみに、桜が丘の町の最奥部からは、山中を通って西神中央まで伸びる道が一本だけ通っている。
そこで、本日はまず地下鉄に乗って西神中央駅まで赴き、そこから桜が丘を目指すことにした。

輪行解除したカラクルに乗って、西神中央駅から、市街地郊外へと広がる工業団地を抜けて、桜が丘へと抜ける道を進む。
ちょっとした山越えになるので、多少のアップダウンがある。普段なら何ともない程度のものだが、この炎天下の下だと、坂登りは倍以上にしんどく感じる。

山間路が終わると、唐突に町が開けた。桜が丘ニュータウンの最奥部に到達。住宅地が広がる丘のてっぺんのあたりだ。

このまま真っすぐ進み、坂を下れば神鉄沿線に出る。
しかし、今日は桜が丘の町を見て回るのが目的なので、まずはニュータウンの外周にそってぐる~っと走ってみる。
ニュータウンができた時代を考えると、モロに昭和な町が広がっているのかと想像していたが、そうでもない。
住宅地の代替わりが進んでいるようで、新しい家も結構多い。西神中央などの地下鉄沿線のニュータウンとほとんど変わらない風景が続く。

ただ、住宅地にしては、道路を走る車がやや多いような気がする。最寄駅から離れていることから、町全体が車社会なのだろう。先ほど通ってきた西神中央への道を通って、西神の工業団地方面に通勤している人も多いのかもしれない。
なだらかな坂を下っていくと、だんだんと神鉄沿線が近づいてくる。すると、ある通りを境に、キッパリ住宅地が終わり、農村地帯がはじまる。
素人目線では「なんで最寄り駅までニュータウンを広げなかったかな~」「そうすれば神鉄も、栄や木幡の駅周辺も経済的に潤っただろうに。もったいない」と、つい思ってしまう。
おそらくは、土地所有の問題やら、土地利用区分やら、難しい事情が絡んでいるのだろうけどね。

そんなことを考えつつ、桜が丘の町を走り回る。丘の斜面の住宅地だけあって、常にアップダウンが伴う。暑い中、これは結構きつい。
そして最後に、桜が丘の町の中心に所在する、「ジョイフル」というショッピングセンターを訪れた。この町唯一の商業地域だ。
古いニュータウンあるあるだが、町の真中に商業施設が一箇所だけという都市計画。コープ(生協)、ホームセンター、ドラッグストアに百均があり、生活に必要なものは一通りここでそろいそうだ。ただ、メインの建物は老朽化が進み、多くのテナントが抜けて、ガラ~ンとした状態になっていた。
こういうのを見ると、無理してでも最寄駅まで町を広げて、駅周辺を中心に町づくりしたほうがよかったのでは・・と思わざるを得ない。
その後、ひとしきり町中を走り回った後は、神鉄沿線に出て、とある喫茶店でランチ(ランチ詳細は別記事にまとめよう)。

そして、栄駅でカラクルを輪行袋に詰めて、神鉄で帰途についた。
神鉄の車窓から見える、桜が丘の住宅地は、高校時代に見た眺めと、全く変わっていないように見えた。

▼ 地図で見ると、桜が丘の町は「神鉄沿線」に見えるんだけどね~。