折りたたみ自転車カラクルでの輪行旅行中にキックスタンド(以下 スタンド)が外れてしまい、取り付けなおした件を、以前記事に書いた。
▼ この記事
スタンドをフレームに固定していたボルトは走行中に抜け落ちてしまった。そのため、同等のボルトをホームセンターで探して調達、そしてスタンドを固定しなおしたことを上記の記事にまとめた。
この時は、特に何も考えずに、他の自転車のパーツ同様、固定ボルトにグリスをたっぷり塗って、スタンドをフレームに取り付けた。
しかし後日、それではダメであったこと判明した。
スタンド補修固定後、2回ほど近場のプチ輪行ポタに出かけたのだが、その後知らぬ間にボルトがジワジワ緩んで、スタンドがグラグラしてきているのを発見。
これはいかん。この状態だと、また走行中にスタンドが外れてしまいそうだ。
グリスをつかったボルト固定では、強度的に全く不足のようだ。
考えてみれば、カラクルのシートステーにはショックアブソーバーが装備されている。そいつが振動を吸収するために、フレーム後部は常にブルブルと震えているはず。フレーム後部に取り付けられたスタンドは、より外れやすい環境にあったと言えよう。
もっと強力にボルトを固定する必要がある。
しかし、どうすればガッチリ固定することができるのだろうか。
ボンドを使って、ボルトを固定すればよいのだろうか? しかし、手持ちの一般的なボンドでそんなにしっかり固定できるものなのか・・
そんなことを思い悩んでいた時に、たまたま見ていた自転車ものYoutube「ROCKBIKES TV」のとある動画にて、ネジ類を強力に固定する「ネジ固定剤」なるものが話の中に出ていた。
おお、そんなものがあるのか。自分が求めていたものは、これだこれだ!
そう思った私は、その後のポタの最中にホームセンターに立ち寄り、ネジ固定剤を求めた。
ネジ固定剤はすぐに見つかった。ROCKTITE(ロックタイト)というブランドの「ねじロック」という商品が陳列棚では幅を利かせてた。こいつがネジ固定剤界隈ではメジャーな存在のようだ。
その「ねじロック」を手に取ろうとして、フト気づいた。
陳列棚には「低強度」「中強度」「高強度」と、強度別ラインナップ毎に展示されていた。はて、どの強度がベストチョイスなのだろうか。
最初は「高強度」に惹かれた。説明書きを読むと「もう外さないネジの固定に向く」といったことが書いてある。スタンドは今後外すことはないだろうから、これでいいだろう・・
いや、待て。
スタンドだって経年劣化する。特にカラクルのスタンドは、地面に接する部分がプラスチック製だ。いずれ摩耗して取り替えることだってあるかもしれん。
そう考えると、一段階強度を落として「中強度」が適当か。
ホームセンターの商品棚の前でひとしきり思い悩む。結局はパッケージに「汎用」「一般」の文字がある「中強度」が無難かと考え、これを購入した。

取り外しの難易度は、高強度は「難」、中・低強度は「易」とある。今回購入した中強度なら、いざという時、素人でも取り外しできそうだ。
さて、帰宅後、さっそくスタンドのボルト固定に取り組んだ。
まず、緩んでいたボルトを取り外し、以前塗布したグリスを丁寧に拭き取った。しかし、それだとまだボルト、およびボルト穴の表面にグリスがうっすら残っている。これが「ねじロック」での固定に悪影響を及ぼすかもしれん。
そこで、たまたま手元ににあった100均商品「らくがき消しスプレー」(油性ペンで書いたも文字などを消し落とせるスグレモノ)をボルトに吹き付け、残りの油膜を落とした。ボルト穴はスプレーをしみ込ませた綿棒でしっかり掃除。その後、しばらく乾かした。
そして、いよいよ「ねじロック」でのボルト固定だ。
パッケージを開封。「ねじロック」プラ小瓶の上部ノズルについていたキャップを開けた。しかし、ノズル先端には穴が開いていない。
説明書をよく読むと、付属のピンでノズル先端に穴をあけろ、とある。
え? ピンなんてついていたっけ。改めてパッケージ内部を確認したが、ない。開封した周辺にも見当たらず。
おいおいおい。先端がとがったピンが床のどこかに転がっているのは危険だ。
床をしらみつぶしに観ていくと、あった! ちょっと離れた場所に転がっていた。見つかってホッとした。

使用後に撮影したので、青い「ねじロック」液がピンに付着している。
さて、気を取り直して、このピンで、「ねじロック」のノズル先端に穴をあける。そして、ボルトにねじ固定剤の液を塗布。
説明書によると、ボルトのネジ部全体ではなく、先端の方に塗布すればよいらしい。

あとは、スタンド基部のバカ穴にボルトを通し、手回しドライバを使って、フレームに固定すればOKだ。
さて、後日、カラクルを手に、泉佐野方面へと輪行旅行に出かけた。一泊をはさみ、二日間カラクルで走ったが、スタンド固定のボルトは全く緩むことはなかった。
「ねじロック」偉大なり。


