その月曜祝日のこと。
前から気になっていた、宝塚から神戸市北区の神戸電鉄(神鉄)三田線沿線へと抜ける山間ルートを折りたたみ自転車で辿ってみた。
距離的にはたいしたことはないし、大きな山を越えるわけでもない。簡単にスッと通り抜けて、正午ごろには神鉄沿線に到着し、ゆったりランチを楽しむ・・・はずであった。
ところが、計画通りにはいかず、二転三転。紆余曲折。ようやく山間部を通り抜けて、ロードサイド街にたどり着いたのは14時をとっくに過ぎた頃であった(その顛末は、別途自転車記事にまとめる予定)。
神鉄沿線にたどり着くには、もう一つ小さな山を越えなければいけないが、ハラが減ってしまいどうにもならない。
この見知らぬロードサイド街で、食事をとりたい。
できればカレーがいいな。
そして、気持ちをシャキッとさせるために、おいしいコーヒーも飲みたいな。
今日はやたら日中の気温が上がったので、アイスコーヒーがいいな。
そんなことを考えながら、幹線道の自転車歩行者道をゆるゆる流していると、「カツカレー」のノボリが立っているお店を発見。
お店の名前をみると「食堂 ちきんち」とある。
名前から察するに、鶏肉系を得意とするお店なのであろう。だとすると、「カツカレー」は、チキンカツカレーになるのかな。
さらに良いことに「PEEKCOFFEE」という店名(?)も窓に表示されている。コーヒー店でもあるのかな。これはいいぞ。

ただ、時間的にランチタイムをとっくに過ぎている。この時間帯で、まだフードメニューは提供しているのだろうか。
まあいい。とりあえず、お店に入ってみよう。そう考えて、お店脇の駐車場の隅に、折りたたみ自転車を駐輪。
店内は四人掛け・二人掛けのテーブルが多数並んでいるが、壁付けのカウンターテーブルもあったので、そちらに座を占める。
メニューを見ると、やはりこだわりの鶏肉店のようであった。そして「カツカレー」はチキンカツカレーだ。そいつを注文。
そして、わすれちゃいけない。食後のアイスコーヒーも。
改めて店内を見渡すと、なにやら凝ったオーディオセットと、レコードのターンテーブルがお店の隅に置かれている。音楽カルチャー系のお店でもあるようだな・・そんなことを観察しつつ待つことしばし。
到着したチキンカツカレーがこちら。

おお~、カレーはソースポットに入っているぞ。それだけでなんかうれしい。
そして、チキンカツは2枚!これも別皿に、サラダとともに盛られている。
ホクホクとした気持ちで、ソースポットのカレーソースを、おさらの空白地帯に一気投下。
その時に、ふんわりとクリーミーな香りが漂ってきた。これは一筋縄のカレーではなさそうだ。
カツは1枚のみカレーの上に置いた。もう一枚は、ソースをかけて、カツのみで食べようという魂胆だ。

さて、まずはカレーとごはんのみで一口。
ほほう、カレーらしいスパイスは感じさせつつも、若干ミートソースに寄せたような味わい。チーズクリームが溶け込んでいるような気もする。
では洋風カレーなのかというと、ちょっぴりアジアンな雰囲気も感じさせる。なかなかの個性派さんだ。
そして、付け合わせの桜漬けをポリリ・・と思いきや、おや、これは桜漬けじゃないぞ。ピンク色の玉ねぎのピクルス。付け合せも変化球だ。
しかし、チキンカツは正統派。コロモはサックリ、鶏肉はあっさり。そのコンビネーションがおいしい。
個性的なカレーソースに合い、そしてシンプルにトンカツソースにも合う。旨いね~。
ハラが減っていたので、一気にワシワシと、お米の一粒残らず食べてしまった。
そして、食後のアイスコーヒーが、大きなグラスでやってきた。
ストローも、シロップも、フレッシュもなし。

最近、コーヒーにもこだわっているカレー店、もしくはカレーを得意とする本格カフェに行き当たることが多いが、わりとこういう感じでブラックで供されることが多い。
ただ、ストローもなしというのは珍しいな。
そういうわけで、グラスに直接口を付けて飲む。
おお、すっきりとした苦みがおいしい。ゆっくりと味わう。
予定通りにいかず、行き当たりばったりのライドであったが、おいしいカレーとアイスコーヒーが、イイ感じに締めくくってくれた。
▼ 「西宮」というと、西宮北口などの阪神間の町というイメージが強いが、そこから遠く離れた三田近くまで西宮市は広がっている。そんな「西宮の奥座敷」で出会ったカレーであった。
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【まったり自転車】宝塚から神鉄三田線は意外と近いぞ!ライド <乗り日:2026年2月23日(月・祝)> (全2回) |
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| 後編: 近場の未知の街を行く |
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