つい先日、町中の歩道を歩いていた時のこと。
四つ辻の交差点に差し掛かり、信号が青に変わるのを待ってから、目の前の横断歩道を渡ろうとした。
信号が青に変わった際、すぐ横の車道で同方向の信号待ちをしていた車が発進した。
最初は特に気にすることのもなく、そのまま歩を進めたのだが、その車はウインカーを点滅させずに左折して、横断歩道内へと進入してきた。
私はその車から多少距離がある場所にいたので特に影響なかったが、車のすぐ近くで横断歩道を渡っていた女性は、いきなり車が急接近してきたのでギョッとして、歩みを止めていた。
もちろん横断歩道内に進入してきた車は徐行はしていたものの、不意に横から車両にドスンとぶつかられたら、無事で済まない可能性も十分ある。交通事故になりかねない、少々危ないシチュエーションであった。
私は車に対して、ウインカーを指さし、ジェスチャーで「おい、ウインカーついてないぞ」示して、その場を後にした。
まあ、それだけの話なのだが、ただ、車のウインカーについて、ちょっと思うことがある。
最近、ウインカーを点滅させずに右折・左折したり、車線変更をする車が多くないか、と。
このところ、自転車で車道を走っていると、そういうウインカーを点滅しない車にちょくちょく出くわす。
もちろん、そういうルーズなドライバーは昔からいただろうし、普段はちゃんと点滅させていても、たまに忘れるということもあるだろう。
ただ、この数年、「ウインカー点滅忘れ車」を見かける頻度が増えているような気がする。なぜだろう・・?
そう考えていると、あることに思い至った。
最近の車は、付属機能の自動化が進んでいる。
車種に至っては「ハンズオフ(一定条件下での手放し運転)」可能な車種まで市販されている状況だ。
そうなると、自動化に慣れてしまい、手動運転時にウインカー点滅のような細かい手動操作をつい忘れてしまうドライバーも増えているのではなかろうか。
もしそうだとすると、今後ちょっと心配。
これから、自動化はどんどん進んでいくであろう。すると、手動操作を忘れるドライバーは増えこそすれ、減りはしないように思う。
さらに、来月4月1日には道交法が改正され、自転車の車道通行原則がより強調されることになる。
すると、これまでなんとなく歩道を自転車で走っていたが、車道を走ってみようかと思う人も出てくるだろう。
そういう車道を走り慣れない自転車が、「ウインカー点滅忘れ車」と遭遇すると、思わぬ事故につながりかねない。
自動運転時代が到来し、ウインカー操作も機械が完璧に制御してくれればよいのだが、そんな日が来るのは、おそらく10年単位での未来の話であろう。
当面、こちらで警戒して対応する必要がある。
これから自転車で走る際は、付近の車のウインカーを、あまり信用しないように気を付けようと思う次第。
特に交差点は要注意。
「ウインカー点滅忘れ車」のような、他人の操作ミスに巻き込まれて事故るのは、まっぴらごめんだ。
