最近投資ネタを書いていないな~。
でも年末になっておいしそうなネタが上がってきた。
何でも楽天〔東証1部 4755〕が携帯業界に「第4のキャリア」として参入することが発表されたのだ。
そのあおりで、携帯キャリアの株が軒並み総崩れ。
そこで、考えた。
配当狙いで考えるとすれば、下落したNTTドコモ〔東証1部 9437〕がねらい目ではないかいかナ?
配当が変わらないとすると、ドコモの利回りは3.72%になる。これはオイシイ。
本当は来年にNISA枠解禁になってから買い進めたいところだが、チャンスを逃す可能性もあるので、来週早々すこし買おう。
閑話休題。
楽天キャリアについての勝手なヘッポコ感想。
楽天が用意する6000億円は、携帯キャリアの初期投資額としては、あまりに額が少ない。ドコモが昨年一年で使った設備投資費がそのくらいだという。
ネット上では「大都市圏限定で通信拠点を持ち、それ以外は既存キャリアの通信施設・通信網を借りる形で進めるつもりなのか?」といった推察が出ている。
そうなると、現行の格安スマホサービス「楽天モバイル」同様、自社拠点エリア以外の通信はドコモの回線を借りることになるだろう。
つまりは、楽天キャリアはドコモにとってのお客様だ。
規模で見たら勝負にならないとはいえ、一応競合キャリア。ドコモからすれば、回線は安くは貸せない。しかしドコモが納得できる金額を出してくれるなら貸せば良い(事業計画の発表があった時点で、すでに根回しが進んでいるのかも?わからんけど)。
「楽天ポイント」を気にする一定数のユーザが楽天キャリアに流れるかもしれないが、ドコモとしてはその分、回線を貸しているだけで手間なく儲かる。
そして、ドコモに慣れ親しんでいる個人、安定性・つながりやすさを重視するビジネスパーソン、法人需要、その他楽天キャリアの恩恵にあずかれないユーザは残るだろう。
一見、価格破壊者のように見える楽天キャリアだが、意外とドコモに有利な形ですみわけができる可能性がある(あるいは、楽天キャリアが振るわず、一方的に失敗するか)。
それにしても、楽天キャリアは「楽天ポイント」と「価格破壊」しか武器が見当たらないのが厳しいね。
何かとっておきの隠し玉を用意しているのか?来年のお楽しみだ。