まったり巡行

自転車もカレーも投資も、まったり、ゆったり。

【神戸カレー】海の食堂 ピアハウス ひょうご 【中央市場前】<食べ日:2024年4月13日(土)>

用事ついでに、兵庫駅周辺を、折りたたみ小径車でポタポタ。

 

神戸市中央卸売市場がある出島(中之島)のあたりを通りがかったのが正午直前の頃合い。

 

以前のポタの際、この辺で気になる食堂を見かけたことをフト思い出した。

 

看板等の表記からするに、出島エリアに多い海運・倉庫系企業の従業員向けの食堂のようであった。

 

その時は既に昼飯済みのため通り過ぎたが、気になって後でネットで調べたところ、一般財団法人 神戸港湾福利厚生協会が運営しており、一般客でも利用できることが判明。

 

当然メニューにカレーもある。次回機会に立ち寄ろうと、心の片隅メモしておいた。

その心のメモが役立つ日が来た。

 

時は来た!それだけだ!

 

さっそく、その食堂「ピアハウス ひょうご」へと、自転車のハンドルを向けた。

 

 

「海の食堂」という表記が、いかにも港湾産業エリアらしくて、イイ感じ。

 

ほどなく到着、さて自転車はどこに置こうか・・と考えつつお店の前をひとまず通り過ぎたところ、建物向かって右側の、建物とフェンスの通路のような場所が、実質二輪置き場になっていることがわかった。そちらに駐輪にし食堂入口に向かう。

 

ちょうどお昼時、市場や倉庫などが立ち並ぶ産業エリアゆえ、こちらの食堂に昼飯を求める人が相次いでやってくる。

 

部外者としては、邪魔にならぬよう、本格的に混み始める前に速攻で食べ去ろう。

 

さて、店内に入ると券売機がお出迎え。

 

券売機の上には、お店の名物であろうか、カレーセット(フルサイズのかけうどん or そば)600円ポッキリをアピールする写真が掲示されている。まさに、働く男のためのボリューム飯だ。

 

このセット内容で、このお値段!すばらしいコスパボリューム。

 

そのカレーセットにも惹かれたが、速攻勝負と決めているので、初志貫徹。カレーを単品で注文。370円とな。安っ!安っ!

 

購入した食券を奥のカウンターに持っていき、料理を受け取るというシステム。

 

カウンターのおばちゃんに食券を渡すと、ご飯の量は普通で良いかと聞かれる。ええっ、370円なのに、大盛無料なのか!

 

驚嘆しつつ、大盛でお願いする。

 

風体から部外者バレバレであったのだろう、おばちゃんから「まず、そこに置いてあるお盆を取ってね」「(カウンター横手に置かれている)スプーン取るのを忘れずに」と注意される。

 

そして、無事カレーを受け取り、開いているテーブル席に直行。幸いにして、まだ混み始める前で、相席にはならなかった。

 

さて、肝心のカレーがこちら。

 

ベージュ基調のシンプルでちょっと武骨感のあるテーブル周りに、カレーのカラフルなお皿が映える。

 

大盛だけあって、さすがのボリューム感。何度も言うが、これで370円だよ。すごいお得感。

 

付け合わせはなく、具もほぼ見当たらない。微細な野菜のかけらがポツポツ見られる程度。

 

ほぼブレーンカレーといった感じだ。

 

さて、まずはこんもり盛り上がるごはんにスプーンを突き刺し、ルーを絡めて一口。

 

ほほう、意外とフルーティな味わい。酸味が一歩前に出ているタイプのカレーだ。

 

大昔、高校の学食で食べたカレーの味わいに近い気がする。古い記憶を呼び起こされて、ほっこり。

 

それにしても、予想以上にご飯の量が多い。

 

ルーの消費マネジメントに気を配りつつ、完食。

 

カレー専門店やレストラン・カフェのものとは全く異なるタイプのカレー。

 

あるいは町中の一般的な食堂ともチト違う。

 

おそらく、学食や職員食堂などの、施設運営食堂系とでもいうべきジャンルの、コスパ特化型カレー。

 

普段あまり出会わない、そんな一皿に出会えて、満腹、満足。

 

 

※ピアハウス店舗はポーアイ六アイなどの神戸の出島エリアに数店舗ある模様。月〜土曜の朝から夕方ごろまで営業している店舗が多いようだ。土曜に出島エリアにライドに出かける場合、使えそうだ。