まだ梅雨があけないなあ。
3連休もスッキリしない天気で、つまらん。
開き直って梅雨向けのネタを書いてみよう。
雨に濡れてびしょびしょになった靴の、私なりの乾かし方メソッドだ。
先日の「シェア自転車乗り比べ!東京・埼玉紀行」では、東京~川越間のサイクリングで、土砂降りの雨に降られた。
衣服は速乾性のもので固めていたので、なんとか対処できたが、靴は完全には乾かすことができなかった。
▼ その時のライドの模様。最後はずぶぬれに。
いつもは、自転車旅行に出かけるときには、軽くて乾かしやすい薄手のスリッポン風スポーツスニーカーを履いていく(意外とフラペに食い付き、走りやすい)。
しかし、今回の旅行は初日に多少仕事を兼ねており、スリッポン(しかもチェーン油のしみこみ跡が目立つ)では具合が悪い。そこで、落ち着いた色合いのウォーキングスニーカーを履いていった。
このスニーカー、一旦芯まで水が浸透すると、なかなか乾かなかった。
旅先でコインランドリーの靴乾燥機を使ったり、宿泊したホテルではドライヤーの熱風をあててみたが、クッション部分にしみこんだ水気が抜けきらない。
▼ びしょびしょ靴に悪戦苦闘。
結局、翌日の夜、自宅に帰るまで、やむなく生乾き気味の靴で過ごした。
当然、これはヤバい。
果たして、自宅で靴を脱ぐと、靴の内側から、生乾き特有のニオイが出はじめていた。
こういう場合、どうするか。
ここからが本題。私なりの「靴の乾かし方メソッド」だ。
【STEP 1】まず、お湯を沸かそう。
洗濯ハウツーサイトによれば、生乾きのニオイのもとは、繁殖した細菌 (モラクセラ菌というらしい)の老廃物が原因という。
この細菌は熱に弱く、40-50度以上に熱すれば死滅していくらしい。
つまりは、熱湯に靴をつけて、菌を除去してしまえば良い。
そこで、大なべでお湯を沸かす。
ただし、50度程度では生ぬるい。熱はすぐに逃げてしまうからだ。
しかも、少し冷えて40度以下になると、かえって菌にとって繁殖しやすい環境になるらしい。それはアカン。
ここは念のため、沸騰手前まで、しっかり熱したいところだ。
そして、靴を大きなタライの中に置き、そこにアツアツの熱湯を注ぎこむ。
熱に負けて、靴の生地が傷まないかって?
だって、ニオイがこびりついたら、靴そのものを処分せねばならん。多少はダメージあるのかもしれないが、迷っている場合ではない。一気にケリをつけるのだ。
靴の隅々まで熱湯がしみこむように、アルミトング(100均で売っている)で靴をつかみ、ジャブジャブしたり、ひっくり返したりする。そして、小一時間ほどそのまま置いておく。
【STEP 2】新聞紙でざっくりと水分を除去
もう細菌は死滅したろう。
しかしそのままでは、靴のクッション性の部分にもじっとりと水がしみ込んでいる。
そのまま乾かすなど自殺行為。乾くまで時間がかかり、その間に再びモラクセラ菌が寄って来て、元の木阿弥だ。
滴る水を早急に除去する必要がある。
そこで、新聞紙を靴に詰め込もう。吸水性に優れた新聞紙が、びったびたの水を手早く吸い取ってくれる。
え? 紙の新聞なんてとってないって?
私もだ。
でも、郵便ポスト投函される自治体の広報紙の類があるだろう。こういう時のためにストックしておきたい(それも無ければ、チトもったいないがキッチンペーパーを購入すれば代用は効くと思う)。
こちらも小一時間程度置いておけば、だいたい良かろう(水の抜け方が悪ければ、この作業を2回繰り返す)。
そしてここからが本番だ。
【STEP 3】真打登場!靴乾燥機
靴乾燥機を使って乾かす。
私が使っているのはツインバード製のもの。価格も3千円以下(本記事記載時の実勢価格)と、とても安い。
のこった水分をこれで吹き飛ばす。
ただ、STEP2の新聞紙作業を行っておかないと、なかなか乾かず、結局クッションの奥に水分が残ったりする。すると、そこにモラクセラ菌が住みつき、ニオイのもとになる。
機械の過信は禁物。しっかり下準備してから活用したい。
そして、最後に仕上げだ。
【STEP 4】乾いた靴に、ダメ押しのファブリーズ
熱湯と乾燥で、モラクセラ菌を土俵から一気に押し出し。
そこから、ファブリーズで、おきて破りのぶちかまし!
▼ おなじみファブリーズ。
靴の中にしっかりと吹き付けよう。
モラクセラ菌は、もう木端微塵だ。
ここまで行えば、だいたい大丈夫だろう。
以上!
・・と、長々と書いてきたが、最近、Amazonで水陸両用の「ウォーターシューズ」「マリンシューズ」なるものが存在することを知った。
本体はメッシュ製、靴底には穴が開いており、水をためない設計になっている。見た目はスニーカーだが、実質はサンダルの変種といえようか。
ひょっとしたら、これ、自転車旅行にいいかも。
雨にぬれても問題なし。上記の作業など全く不要だろう。
落ち着いたデザインの黒色のものなら、黒い靴下を履いておけば、今回のような仕事がらみの場面でも、サンダル靴とは気づかれない・・かもしれない
ただ、自転車をこぎやすいかどうかが問題だな。耐久性も気になる。
どんなものか、モノをみてみないと判断できないな。
今度、一つ購入してみよう。
▼ こんなの。ウォーターシューズ。