厳しい寒さも、そろそろ終盤。
ひと冬のあいだ、寒気と乾燥にさらされた指先にはあかぎれ・ひび割れ、手にもかさつきが生じている。
私は元々皮膚がきわめて弱い体質。
手の皮膚にダメージが出てくれば、すみやかに対処しないといけない。
手にひび割れが生じると、日常の様々な場面で「チクッ」とした痛みを感じることになってしまう。
もちろん、自転車においても例外ではない。
指先はシフト・ブレーキレバーを動かすし、手のひらはハンドルを握る。
いずれも重要な操作なので、影響があってはならない。
そこで、自分なりに対処法を編み出した。
まず、指先については、ニチバンの「シアテープ」という防水ばんそうこうを使っている。
幅15mm、薄くて伸縮性のある肌色ビニールテープといった感じだ。
他に「液体ばんそうこう」なども試してみたが、すぐにはがれしまうので、イマイチ(しかも、塗布する際にえらくしみる)。
結局、指先のひび割れは、シアテープを工夫して巻くくらいしか有効な対処方法が見あたらない。
では、手のひらや甲など、もっと広い面積のかさつきなどの対処についてはどうすれば良いか。
つい最近知ったのだが、実は皮膚の保護フィルムなるものがAmazonで売られている。
あかぎれはもちろん、やけどした皮膚の保護などにも使われる、医療用途のフィルムのようだ(その他、タトゥーの保護にも使われたりするらしい)。
Amazonでは同類のテープが幾つも見つかったので、試しに2種類ほど商品を購入してみた。
(1)skinix エアウォール fu wa ri(ふわり)
商品名からして、いかにも軽やかな保護フィルムなのだろうと思い購入。
(2)防水フィルム
Amaozonで検索した際、もっとも多く表示されたのがこちら。正式なメーカー名・商品名は不明。安価なノンブランド品といったところか。
使ってみた結果、おススメなのは圧倒的に(1)の「fu wa ri」。
テープは薄く、光沢もない。皮膚に貼ればほとんど目立たない。
薄さの割には、意外と丈夫だし、簡単にははがれてこない。
防水性はあるが、通気性があり、驚くほど蒸れない。
テープがきわめて薄いため、テープ表裏それぞれに剥離紙がついているが、はがしやすく工夫されている印象。
ちなみに(2)は(1)に比べると、テープがやや厚めで、表面にビニールぽいテカりもある。
皮膚に貼り付けると、食品ラップを貼ったような塩梅になり、それなりに目立つ。
防水性があるのは(1)と同様。しかし通気性・透湿性は(1)に劣り、多少蒸れが生じる。
あと、(1)同様、表裏に剥離紙がついているが、テープが剥離紙となかなかはがれず、くしゃくしゃになって、ダメになってしまうケースも時々生じる。
なんだか商品として(1)のほうが洗練されており、精度も高いように思える。
来年から、冬場は(1)の「fu wa ri」で早めに手を保護するようにしよう。