私は生まれも育ちも神戸市ながら、姫路がルーツ。そのため、今でも墓参りのため、時折姫路に行くことがある。
実際には、折りたたみ自転車を持って行ってポタリングしたり、あるいはロードで姫路の往復ライドをするための、口実としての墓参り・・であったりするのだが。
まあ、それはともかく。
世界遺産を擁する姫路は、なかなかに魅力的な町だ。
姫路といえば、神戸に次ぐ兵庫県第二の都市というイメージがあろう。しかし、実際には「播州のドン」というべき色合いが強い。周辺一帯の中心都市であり、活気もある。
そのため、町の変遷も活発で、GoogleMapで姫路の町を眺めていると、気になるお店やスポットが、知らぬ間にできていたりする。
さて、9月の3連休中日。墓参りを兼ねて、折りたたみ自転車輪行で姫路まで行ったのだが、その際に訪問したカレー専門店もそんな感じ。知らぬ間にできていた。
しかも、お店があるのは、駅から姫路城へと伸びる目抜き通りの一等地。
ここにお店を出すからには、相応の自信があるに違いない。どんなカレーなんだ。気になる。
そういうわけで、その日は、先に墓参りを済ませて、11時過ぎにそのカレー専門店「ムッシュ田中の欧風シェフカレーのお店 Vin Vin CURRY(ヴァンヴァン カレー)」を訪ねた。

ちょっとレトロ感のある、重厚なガラス戸を開けて店内に入る。
パット見たところ、二人掛けのテーブルが数台と、カウンターも2席ほどあった。こじんまりとしたお店である。
メニューを見ると、基本メニューとして「とろとろポークカレー」があり、それに好みのでトッピングを加えるという形のようだ。
そのポークカレーは、お値段1,350円。なかなかの高級カレーといえる。これは期待できそうだ。そのポークカレーを、トッピングなしで注文。
そういえば、先週末に新開地で食べた爆安のカレーは350円だったな。落差がすごいぞ。
でも、そういう幅の広さがカレーの魅力でもあるな・・そんなことを考えつつ、待つことしばし。到着したカレーがこちら。

店名の入った、大きな白いお皿。その真ん中が深く窪んでおり、そこにカレーが盛られている。なかなかにおしゃれなビジュアル。
カレーの上には、厚切りの豚肉た幾つも乗っているぞ。見るからにウマそうだ。
付け合わせのガリをカレーの脇に添えて、さて高級カレーを味わおうぞ。
まずはルーとごはんのみで一口。
しっかりとコクと深みがありつつも、優しい味だ。
そして、ポークをば・・と思って、表面の具にスプーンをつきたてたところ、それは豚肉ではなく、ニンジンであった。
スプーンがスッと入るほどやわらかく煮込まれたニンジン、旨し。
次いでスプーンですくったのは、今度は本当にポーク。
バラ肉のようで、ほどよく脂身が乗っている。カレーでしっかりと煮込まれた脂身付きのポーク。当然のように旨い。しかも、つつくと、程よくホロっと崩れるほどやわらかい。
急いで食べるのがもったいない。間にサラダをはさみつつ、味わって食べ進める。
特徴的なのは、やはり付け合わせのガリ。考えてみれば、ガリって、ジャパニーズ・トラディショナル・ピクルスだ。
ガリは厚みがあり、すし屋のものとは違う。かみしめると、ピリッと甘辛スパイシー。これまで数多くのカレーを食べてきたが、経験したことのない組み合わせのアクセントだ。
味わいつつ食べたが、カレーの量はそれほど多いわけでもなく、ほどなく完食。
もっと食べたい気もしたが、大盛だと+350円。ちょっと敷居が高くなるので、今回はノーマル量で頂いた次第。
旅先で食べて、ちょっとリッチな気持ちになれるカレーであった。