さて、「1年間ロードに乗っての雑感」の番外・蛇足編として、初めて購入したロードバイク、KHS CLUB1000 (完成車)の感想も記事として書き留めておこう。
とはいえ、私は単なるユル乗り人。しかも、細かいことは気にしないタイプなので、インプレなどは書きようがない。そもそも、他のロードバイクには乗ったことないしね(試乗は除く)。
単なる素人による感想の記録ですわ。
まあ、それはさておき。話を進めよう。
この自転車は、昔ながらのクロモリ製。
元来、シンプルなデザインを好むタチなので、普遍的クロモリ・ホリゾンタルは、自分の好みにぴったりフィット。
さらには、三角ゾーンが広いと、ボトル・ツールボックスに加えて、長めのフレームバッグも取り付けられる。意外と実用的なんだよね。
そして、メーカーが「キャンディレッド2」と謳う光沢のある赤は、光の加減によって意外と渋く目に映る。CLUB1000はKHSのロードとしては、最安クラスだが、そうは見えない(と思う)。
買ったばかりの頃、神戸駅近辺を走っていると、背後から初老のローディが猛スパートで追いかけてきて「なにごとぉ!?」とビビっていると、
「おお~っ!ええの買ったな~~!高かったやろーーー」と、信号ストップで追いつかれた際に大声で語りかけてきた。
たぶん「お値段以上」に見えたのではなかろうか(笑)
フレームに関して、さらに気に入っているのが、このカーブド・バックステイ。クロモリ特有の「ウィップ」(しなり)を、しっかりと活かせる構造らしい。
なにせこちとら、細かいことを気にしない素人のため、ウィップなるものの効能など、良くわからん。ただ、ソリッドフォルムのフレームに、機能性を持つ曲線が含まれているのが、見た目に味わいを加味しているように思える。
サドルはKHSのロゴマーク入り。自分の尻とは相性が良かったようで、パッド無しでも痛みとは無縁。すぐ飽きる私のこと、痛みが出れば、続かなかったかもしれない。デフォルトサドルとの相性はその後の自転車生活を左右しかねない大きな要素といえよう。
完成車のため、ホイールはKHS関連メーカーのもの(QUASARという名称)。軽さよりも頑丈さ重視といった感じのアルミ製。でも、なにげに、きしめんエアロスポークなのだ(カタログスペック1800gなので、「重い」とうわけでもない)。
ゆる乗りなので、ホイールの性能などほぼ関係ないのだが、スポーティな雰囲気だけでも醸し出してくれれば、満足。
あと、見た目がいかにも「銀輪」というのが気に入っている。黒は競技寄りの印象なので、避けたい。
フォークもクロモリ製。細身でトラッドな先曲がりがいいね。フロントサイドバッグをつけるためのダボ穴も開いている(使ったことないけど)。
後ろにも、荷台を取り付けるためのダボ穴が設けられている。
タイヤのクリアランスは広く、32Cまで履けるらしい。泥除けもつけやすい構造になっている。
万一、ホビーレースに興味が出てきて、フルカーボンを買った場合でも、シティーコミュターや、旅自転車など、別用途で活用できるのもうれしい。
・・いや、私に限っては、レースはないな。
とうわけで、結局のところ目的にかなった自転車。それが一番いいねっ!てこと。