前回記事では、ロードバイクのリアホイールが寿命を迎え、交換することになった下りを書いた。
さて、交換を決断するにあたり、前もってホイールの下調べをした。
完成車についていた現行のホイールのブランド「QUASER」(「Q2」とロゴ表記されていることもある)は、以前はロードバイクのメーカーKHSが代理店となっていたようだが、現在は取り扱っていないらしい。
そのため、同じホイールは入手困難。
このQUASERホイール、かなり気に入っていたんだがなあ。
クロモリロードにふさわしく、リムとスポークはシルバー。スポークはきしめんエアロ、リムハイトもちょっと高めで、スポーティな雰囲気がある。もう手に入らないのか・・・残念。
そこで、せめてシルバー基調のホイールを探したが、現在ではブラックのものが圧倒的多数を占めることが判明。
加えて、リムブレーキ仕様のホールとなると、シルバーはごくわずか。う~む。
さらに、調べを進めると、ホイール市場には、もっと根本的な問題があることがわかった。
それは、ほとんどのホイールメーカーは、前・後輪セットでしか販売していないという点。
我が自転車のフロントのホイールは、現行のものがまだ使えるのだ。
私は、自転車関連に限らず「使えるものは、なるべく最後まで使う」をモットーとしている。
別にケチるつもりはないのだが、自身の所有物になったのも何かの縁、最後まで使ってやれば、モノも本望であろうと考える次第。
唯一、ホイールを前後別で販売しているのが、われらがジャパニーズ・ワールドスタンダード、自転車界の大正義「シマノ」のみ。
う~ん、シマノねえ・・
当たり前すぎて、面白みがない。
しかし、調べた限り、他は前後セットでしか売ってくれないので、選択の余地がない。
ほかのメーカー、もうちょっとやる気出してくれよ。
そもそも、前後輪が同時に壊れることなど、事故を除いてほぼない。
通常は負荷の大きい後輪から壊れると思うが、その際、フツーに後輪だけ取り換えようと考えたユーザーは、必然的にシマノを選ぶことになる。
そのうち、前輪が寿命を迎えた際も、バラ売りをしているシマノを選ぶであろう。
結局のところ、私のようなユル乗りローディーのホイールは、シマノ一色にw
もうちょっと、選択肢がほしいところだよな~。
ただ、シマノにはメリットもある。
それは、どの自転車店でも取り扱っていること。
ロードを買った店舗と、ホイールのディーラー店舗が異なる・・ということがなく、ワンストップでサービスを受けられる。これは利点として大きい。
かくして1~2週間ほど、
・思い切って前後セットのシルバーを買うか?
・さらに思い切って、手組ホイールのカスタムオーダーに手を出すか?
・メルカリで前輪だけ売りに出ているケースがあるが、希望に沿うホイールが出てくるまで待つか?
そんなことをつらつら考えたが、結局のところ、水は低きに流れる。
上記のメリットもあることだし、シマノのブラックホイールで妥協することにした。