まったり巡行

自転車でゆったり、カレーでまったり。

【神戸カレー】カリー館 神戸 【神戸駅】<食べ日:2025年1月10日(金)>

父、逝く。

 

前回までのブログ記事に書いた「知多半島自転車旅行」から帰ってきた翌日に、父は突然調子を崩し、緊急入院。そして年を越して間もなく、1月3日にこの世を後にした。

 

晦日以降は病院に泊り込んだりと、落ち着かない日々であったが、それも唐突に終わってしまった。

 

葬儀等の関係で、冬休みが終わってすぐなのに、2日だけ出勤して、その後忌引休暇。

 

そして、葬儀もつつがなく終えた翌日、手続き等諸々の用事をこなすために神戸都心部に出向いた金曜日。

 

気持ちの整理のつかぬまま、神戸の街をホテホテ歩く。

 

そんな状況でも、昼になれば腹が減る。

 

せっかくの平日なので、まえから気になっていた、土日休業のカレー店に足を運んでみるか。

 

そう考えて、やってきたのはJR神戸駅の近く。お店の名前は「カリー館」という(※「カリー」の文字は難しい漢字。PCでは文字化けしてしまうので、やむなくカタカナ表記)。

 

週末、前を自転車で通るたびに気になっていたが、いつも休業。

 

Googleマップ情報によると、月~金営業とのことだが、本当に平日は開いているのか? やや心配しつつ訪れると・・おお、営業しているじゃないか。

 

シャッターが上がっている姿を初めて見た。ちなみに二軒隣は、以前カレー記事で取り上げたことのある「ビリケン倶楽部」。これほどカレー店が近接しているのも珍しい。

 

ドアを開けて中に入ると、奥に長い、カウンターのみのお店であった。

 

空いているスツールに腰掛け、筆頭メニューである「ビーフカレー」を大盛で注文する。

 

カレーを待ちつつ、お店の様子を観察。マスターとおかみさんの二人で切り盛りされているようだ。

 

お昼時ゆえ、コンスタントに客の出入りがある感じ。ただ、都心部からやや外れているため、行列ができるでもなく、いい感じで客席が回転している。

 

そんなことを考えているうちに、カウンターの向こうからビーフカレー大盛がやってきた。

 

キャベツの千切り添え、ピクルス3種というのが、あの有名店を思い起こさせる。

 

ほほう、サフランライスだな。そしてキャベツの千切りサラダが付いている。

 

このスタイルのカレー、どこかで見たことあるような・・

 

そう思いつつ、黄色いごはんとカレーをスプーンですくい、一口。

 

甘くない、ビシッと硬派な欧風カレー。

 

この味わい、三宮の名店「サヴォイ」によく似ている。

 

そういえば、サヴォイも千切りキャベツのサラダ付きだ。ひょっとすると、両店間には、なにかしら関係があるのかもしれないな。

 

スパイスを感じさせるが、ことさら「辛い」という感じではない。しかし、甘辛カレーな雰囲気は全くなく、フラットな味わいの中に、奥深さを感じさせる。

 

まさに大人のカレーだ。

 

なお、ビーフカレーとはいいつつも、コロリとした肉が皆無であるのが特徴的。

 

牛肉を具としてとらえるお店もあれば、煮崩れた牛肉のうまみエキスがルーに溶け込んでいるお店もある。そしてこのカリー館は後者の極致といえるのかも(たまたま、供されたカレーに肉がゼロだっただけかもしれないが)。

 

それにしても、シンプルで硬派、それでいていて味わい深いハードボイルドなカレーは、気持ちの整理のつかない、いまのモヤッとした気分に妙にマッチしていた。