まったり巡行

自転車でゆったり、カレーでまったり。

【神戸カレー】ワンダカレー 【塩谷】<食べ日:2026年4月8日(水)>

塩谷駅の南側を走る国道2号は、数えきれないほど自転車で通過してきた。

 

しかし、塩谷の町中は訪れたことが、数えるほどしかない。

 

というのも、塩谷の町はごく小さい。駅前は狭い路地が入り組んでおり、自転車の乗り入れはもちろん、押し歩きで訪れるのもちょっと厳しい。そのため、これまで訪問を避けてきた。

 

ただ、そんな塩谷駅前の商店街に、人気のカレー店があるということは知っていた。

 

その名を「ワンダカレー」という。

 

過去、土日の昼時に訪れたことがあったが、お店の前の長い待ち列を見て、踵を返した。

 

私は待ってまで食べることはしないタイプだ。

 

またの機会に・・・と思いつつ、立ち去った。

 

あれから結構な月日が経ってしまった。

 

その間に私はFIRE退職をして、平日でも動けるようになった。

 

そして、ちょうど用事がらみで水曜日に塩谷を徒歩で訪れる機会を得た。

 

時は来た。それだけだ。

 

ネットで調べた情報によると、ワンダカレーの開店時間は11:30AM。その前に用事を済ませて、余裕をもって駅前商店街に戻ってこれるように計算して自宅を出発。

 

そして狙った通り、用事を済ませて11時半しばらく前に駅前商店街に戻ってくることができた。

 

迷路のような商店街内をぶらぶらと歩き時間を調整し、開店時間ジャストにお店を訪問。白いのれんが店先に掲げられてお店はオープン。

 

細い路地の商店街で、ひときわ目を引く白いのれん。味のある書体で店名が書かれている。

 

すでに開店待ちの客が二人ほどいたが、待ち時間なしでお店に入ることができた。

 

店内は広いとは言えない。数名座れるキッチンカウンターのテーブルと、端に二人掛けの用の小さなテーブルがあるのみ。

 

事前調査時に、筆頭的なメニュー「但馬牛のホロホロ 牛すじカレー」を注文することは決めていた。

 

訪問前の用事でジェームス山の上まで徒歩で往復したので、腹が減っている。そこで、この牛筋カレーを大盛で注文る。

 

カレーを待っている間にも、次々と客がはいってくる。すぐに席は埋まってしまった。さすが人気店だ。

 

そして、手元にやってきたカレーがこちら。

 

こちらが前々から食べたかった、ワンダカレーの筆頭メニュー「但馬牛のホロホロ 牛すじカレー」(大盛)。お皿はさほど大きくないが、真中がポコっと凹んでおり、ごはんがたっぷりよそわれている。

 

カレーから、ぼわっ~と湯気が立ち上る。こりゃあ、アッツアツのカレーだぞ。

 

カレーの色が赤味がかっているのが気になるぞ。どんな味なのだろう。

 

カウンターに置かれたカトラリー入れからスプーンを取り出し、まずはごはんとルーのみで一口。

 

トマトソースぽい明るい酸味が口に広がる。

 

この赤味は、ゴリゴリスパイシーな唐辛子の赤ではなく、トマトの赤だ。ちょっとホッとした(激辛は苦手なので)。

 

それにしても、ごはんもルーも、アツアツ。ついポイっと口の中に放り込むと、「フハッツ、フハッツ」となってしまうので要注意。

 

フウフウいいながら、ゆっくり味わいつつ食べる。

 

深いくて濃厚な味わいのカレーだ。実にうまい。

 

そして、そこそこに辛口。テーブル上には、辛味プラス用のスパイスオイルが小さなグラスで置かれているが、そちらを用いる必要はないかな。

 

特筆すべきは、ルーの中にコロコロと浮かんでいる牛筋。そのやわらかさと言ったら!

 

牛筋と言えば、「ブルブル」「プリプリ」とした噛み応えを思い浮かべる。柔らく煮込んだものでも、「プルルン」とした食感になる。

 

ところが牛筋肉は、とろける。わずかに食感があり、そのまま「ニュルン」とカレーの中に溶けてしまう感じ。

 

カレーの味わいに加えて、この牛筋のうまみ。これらが混然一体となって、特濃のコクとなっている。

 

大盛にして正解であった。このカレーは、たっぷりと味わいたい。

 

ごはん一粒残さず平らげたのが正午前。ランチタイムに入ると、さらに混んでくるであろうから、食後すぐにお店を後にした。

 

念願のカレーを食べることができて、いやはや、満足。

 

お店を後にした後、塩谷の町をぐるっと徒歩で巡る。小さな町の中にも高低差があり、細い坂道、階段があちこちにある。そんな路地を上下に巡っていると、不意に、先ほどまで居たお店が路の隙間から下に見えた。歩いているだけで方向感覚がわからなくなる、迷路のような町だ。