自宅からそう遠くない場所にありながら、それゆえ「いつでも行ける」と思ってしまい、なかなか訪問しないカレー店・・そういうお店いくつか存在する。
今回訪れた「カレーライスとコーヒーとチャイ かばくん」もそのうちのひとつ。
自転車で前を通りがかるたびに、気になっていた。
過去に一度だけ食べようと訪れたことがある。しかしその日は営業していなかった。
後でネットで調べたところ、一部情報では「閉店」と表示されていた。
それを見た時に、なぜもっと早く行っておかなかったのかと後悔したものだ。
ところが。
しばらく前に前を通りがかった時、ノボリが立っており、お店も営業しているようであった。
おや、復活したのか!?
もしかしたら、新型コロナ等の影響で、休業続きの時期があったのかもしれない。
そもそも毎日営業しているお店ではなく、GoolgeMapによれば、現在の営業日は木・金・土曜。一週間に3日だけのようだ。
そんなこんなで、閉店とみなされてしまったのかもしれない。
ともあれ、復活したとなれば、訪れないわけにはいかない。
所用があり、仕事は休みを取った木曜日の昼下がり。
満を持して、「かばくん」を目指すことにした。
GoogleMapの情報が正しければ、今日は営業しているはず。とはいえ、ちょっと心配。
お店が見える場所まで来た時に、ノボリが建っているのが見えて、ホッとした。よし、営業中だ。
ドアを開けて中に入ると、中はウッディ感重視の内装。
4人掛けのテーブル一つ、二人掛けのテーブル二つの小規模な空間。
大きな本棚があったり、動物を模したクッション(カバ?)が置いてあったりと、個性のあるインテリア。
そして、店内には軽快でスペーシーなノリの、サイケ?プログレ?な感じの洋楽が流れている。
LPジャケットが飾られていたり、ライブハウスのチラシが壁に貼られていたりと、音楽カルチャー色の強い店舗のようだ。
着席後、差し出されたメニューを見ると、「キーマカレー」「オムカレー」「チャイナカレー」の3種のカレーが、それぞれ大・中・小から選べるようになっている。筆頭のキーマカレーを中でオーダー。
店名に「カレーライスとコーヒー」とあるので、コーヒーもセットで。
音楽に耳を傾けつつ、待つことしばし。
やってきたのは、こちらの一皿。
まず、カレーとごはんで一口。
キーマ独特のぶきゅッとした噛み応え、そして肉のうまみが広がる。
細かく刻まれた玉ねぎもいい感じ。
スパイシーではあるが、尖ったからさではなく、優しさを感じる辛味だ。
そして、アクセントとして、さくら大根がキッチリ存在を主張する。とても味がしっかりしたさくら大根だ。
肉々しいうま味と、付け合わせの酸味の組み合わせで、ほいほいとスプーンがすすむ。
あっという間に完食。
ついで、コーヒーのお出まし。
ミルクが小瓶でたっぷり供されたので、すべて投入。カフェラテのでき上り。
これまた優しい味わいで、カレーの後にぴったりであった、