先週末、ロードバイクのライド中に通りがかった謎の公的巨大施設「しあわせの村」。
広大な敷地を有する施設だけあり、公式マップで見たところ、しあわせの村の中には幾つかレストランがあるという。
「せっかくなので、ランチをここで食べよう」そう考えた。
ただ、昼食にはまだ早い時間であったので、いったん「しあわせの村」を通り過ぎ、鈴蘭台まで赴いた。そして復路に再び「しあわせの村」に立ち寄り、レストランを訪れることにした。
さて、「しあわせの村」に戻ってきたのが11時前。レストランは11時開業らしいので、ちょうど良い頃合。
複数あるレストランのうち、今日は中央広場付近にある建物のレストランで食べることにした。
駐輪場にロードを停めて、目的の建物に向かう。
建物の中にはいると、結構な賑わいだ。なんでも温泉があるようで、さらに小規模ながら地産野菜の直売所や売店などもある。
さらに奥に歩を進めると、目指すレストラン「ことことキッチン」があった。

入口に掲示されたメニューを見ると、おや、結構カレー推しの雰囲気がうかがえる。
なにせ「咲薫(さく)カレー」なるオリジナル名をブランド名を付与している。レトルト商品も展開しているようだ。
そして、メニューには「当店のカレーは辛口です」との文字も見える。
正直それほど期待してこのレストランを訪れたわけではなかったのだが、これはなかなか本格的なカレーが味わえそうだ。ラッキー。
メニューによると「咲薫カツカレー」が一番人気らしいが、まだライドの途中。カツはちょっと重いかな。
ただ、ハラは減っているので、ノーマルの「咲薫カレー」を大盛で注文することに決めて、店内に入った。
店内はなかなか広く、テーブル席多数。店の奥は大きな窓になっているのが特徴。
案内された一人用客用の壁付けテーブルに付き、注文をすませる。
目の前には「咲薫カレー」の宣伝POPが貼られている。旨ければ、ひとつ買って帰るか・・そんなことを考えているうちに、5分ほどで「咲薫カレー」大盛が手元にやってきた。

一見フツーのカレーのようだが、よく見るとルーの色合いが独特。
さらに、いかにもグツグツ煮込まれた雰囲気がある。
ごはんとともに、ルーを多めにスプーンに掬い、一口。
煮込まれた具材がモコモコした舌ざわり、そして酸味の効いた味わい。
ほほう。どことなく、スパゲティのボロネーゼソース・・いや、ミネストローネスープを思わせる味わい。
カレーを巡っていると時々出くわす、「洋風」というよりも、「洋食」といったほうがしっくりくるカレー。
これはこれでおいしい。
そして食べているうちに、カレーライスらしいピリッとした辛味とスパイスも感じられるのも良い。
程よく個性派なカレー。
空腹だったこともあり、一気に食べてしまったが、改めてじっくり味わいたい一皿だ。
そういうわけで、まんまとお店の思惑通り、レトルトのカレーを買ってしまった私であった。
