まったり巡行

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【神戸カレー】カフェ ff(フォルテシモ)【兵庫県立美術館】<食べ日:2023年9月23日(金)>

胃カメラ検診のため、毎年この時期、神戸HATの胃腸内科を訪れる。

 

カメラを呑んでいる間は麻酔でほぼ意識を失う。目覚めた後、ボーっとした頭で「異常なし」の結果を聞きとどけ、検診はあっけなく無事終了。

 

前日夜8時以降は絶食のため、検査を終えた後はホッとする。

 

 

ちなみにこの日は、わざわざ仕事を休んでの受診。そのため、この休みを無駄にしないように、午後には別件の受診予定を入れている。

 

次の予約まで4時間くらいある。さて、この空き時間をどうするか。

 

少し考えた末、神戸HATには兵庫県立美術館があることを思い出し、そちらに寄ってみることにした。

 

常設展(正確には、収蔵品のコレクション展)を、ゆっくり見て回る。

 

見終わるころには、さすがに麻酔の呪縛は溶けて、ハラも減ってきた。

 

入館時とは別方向の出口にむかったところ、そちらには、館内にカフェやレストランがあることが判明。

 

手近にあったカフェの店外表示を見ると、おお、カレー、あるじゃないか。

 

店内に入り様子を伺うと、セルフサービス方式のカフェであるようだ。

 

店内は細長く、海側はガラス張りになっており、それに沿って長~いカウンターテーブルが設けられている。これは粋なレイアウトだ。さすが美術館カフェ。

 

カウンターでカレーとアイスコーヒーのセットを注文。1000円ポッキリ。

 

容器もスプーンも使い捨てタイプ。スプーンは木製で、アイスクリーム用のスプーンを本格的にした感じ。

 

窓辺のカウンター席にすわり、海方向を眺めながらの食事だ。残念ながら、海そのものはテラスフェンスに隠れて見えない。

 

小ぶりなプラ船皿に盛られたカレー、ご飯は五穀米だな。このあたり、カフェ飯ぽい。

さて、カレーを食べてみておどろいた。

 

カフェゆえ、業務用カレーな味わいを想像していたのだが、カレーの中には、イイ感じにやわらかく煮込まれた、じゃがいも、にんじん、たまねぎが入っている。

 

レトルト的なカレーだとこうはいかない(野菜はぐずぐずになってしまうので、ルーと肉のみになることが多い)。

 

ちょい家庭カレーを思わせる、本格的なカレーじゃないか。

 

しかし、家庭カレーと違うのは、甘味をやや抑えて、その分シックでちょいスパイシーなルーの味わい。

 

これはなかなかうまいじゃないか。

 

このころには麻酔の影響は払しょくされ、ハラヘリ状態であったので、あっという間に平らげてしまった。

 

予想外においしいカレーに出会えて、満足。

 

テラス側からお店を見ると、こんな感じ。店名は音楽記号にちなみ、「ff」と書いてフォルテシモと呼ぶ

海側から見た県立美術館。スタイリッシュな建物と、ポップカルチャーぽいオブジェの組み合わせが、見た目ユニーク。